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鹿島が新潟に勝利! 2得点のダヴィは「GKがお土産をくれた」

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[4.10 ナビスコ杯第4節 新潟1-2鹿島 東北電ス]

 ナビスコ杯は10日にグループリーグ第4節を行い、Bグループ3位のアルビレックス新潟は、ホームで5位の鹿島アントラーズと対戦した。前半にFWダヴィが2得点を挙げた鹿島は、後半の新潟の反撃をFW川又堅碁の1点に抑え込み、2-1で勝利して勝ち点を6に伸ばした。試合を振り返り、トニーニョ・セレーゾ監督は「前半は非常に良い入り方をして、良いゴールを挙げることができました。後半は点差があって相手が前に出てきたこともありますが、もう少し落ち着いてできたかなと思います」と、さらに高いレベルのプレーを選手たちに求めた。

 慎重な試合の入りを見せた両チーム。前半6分に新潟はFW岡本英也が鹿島の守備ブロックの前からミドルシュートを放った。古巣対決となった岡本は、その後もCKからヘッドでゴールを狙うなど積極的なプレーを見せた。

 先に試合を動かしたのは、アウェーの鹿島だった。前半29分にセットプレーを得ると、MF小笠原満男のパスをPA内右サイドでフリーになったMF遠藤康が受ける。左足でゴール前にクロスを入れるとダヴィがヘッドで合わせて先制した。「1点目はチームメイトと連係を合わせられた形です。遠藤がボールを持った瞬間に『ここに来るだろう』と思ったところにボールが来て、入れることができました」と、ダヴィは振り返る。

 その後は新潟もチャンスをつくったが、追加点を挙げることができない。すると前半41分、鹿島が追加点を挙げる。JリーグのC大阪戦でも、相手GKのミスを誘発したブラジル人FWは、GK竹重安希彦が前方に大きく蹴ろうとしたボールをブロックする。これがそのままゴールに入った。ダヴィは「相手のGKがお土産をくれました」と、笑顔で振り返ったが、助っ人ブラジル人の献身的なプレーで鹿島が2-0とリードを広げて前半を折り返した。

 後半の開始から新潟はDF内田潤とMF成岡翔を起用する。10分には岡本が右サイドを突破し、強烈なシュートを放ったが、枠を捉えられない。後半33分にはMF小笠原満男がミドルシュートを放ったが、クロスバーに嫌われた。

 後半41分には、新潟も意地を見せる。右サイドの内田が上げたクロスに、途中出場した川又がヘッドで合わせてゴール。1点差に詰め寄った。しかし、反撃もここまで。敵地に乗り込んだ鹿島が2-1で勝利し、勝ち点を6に伸ばしている。

 2ゴールを挙げたダヴィは「自分のゴールよりも、勝利できたことが一番うれしい。僕たちはもっと高い質のプレーを目指せるので、献身的にやっていき、もっと良いサッカーを見せたいと思います」と、ナビスコ杯3連覇に向けて、さらなる向上を誓っている。

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