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F東京が新潟に逆転勝利…鮮やかミドル弾のMF石川「上を目指したい」

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[3.18 ナビスコ杯A組第1節 F東京2-1新潟 味スタ]

 ナビスコ杯は18日、グループリーグ第1節を行い、A組ではFC東京アルビレックス新潟が味の素スタジアムで対戦した。試合開始早々に失点したF東京だったが、後半にMF石川直宏とFW林容平に得点が生まれ、2-1の逆転勝利で今季公式戦初白星を獲得した。

 試合はいきなり動く。前半2分、MFレオ・シルバのパスから右サイドを駆け上がったDF川口尚紀がグラウンダーのクロスを送る。ニアサイドに飛び込んだFW山崎亮平には合わなかったものの、ファーサイドに走り込んだMF山本康裕が落ち着いて蹴り込んで、新潟が早い時間帯での先制に成功した。

 しかし、すぐさまF東京が反撃に出る。前半11分、MF東慶悟のスルーパスからPA内に侵入した石川のシュートは、惜しくもゴール右に外れる。さらに同12分にはセンターサークル付近でボールを受けた石川が一気にゴール前まで運びシュートまで持ち込むが、DF大井健太郎にブロックされてコースが変わったボールをGK守田達弥に弾き出されてネットを揺らすには至らなった。

 1-0と新潟が1点をリードしたまま後半を迎えると、F東京が後半20分に同点に追い付く。右サイドでボールを受けた石川が、ドリブルを開始すると中央まで切れ込んで左足を一閃。ボールは一直線にゴールネットに突き刺さり、試合を振り出しに戻した。さらに同27分には林のパスを受けてPA内でフリーになった石川が狙うも、守田の正面に飛んで勝ち越しゴールとはいかない。

 だが後半31分、F東京にビッグチャンスが訪れる。DF徳永悠平のパスをPA内で受けようとした林が大井に倒されてPKを得ると、これを林自身が落ち着いて流し込んで2-1と逆転に成功。終盤の新潟の反撃をGK権田修一のセーブなどでしのいで、逆転勝利を収めた。

 値千金の同点ゴールを決めた石川は、「前半から良いリズムで飛び出せていました。今日は本能のままプレーしようと思っていたし、その形がゴールと勝利という形に表われて良かったです」と笑顔を見せると、「プレーで表現して一つひとつ積み重ねていくのが僕の存在だと思うし、チームにとっての役割だと思うので、まだまだ積み重ねて上を目指したい」と今後への意気込みを示した。


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