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「悔しさ晴らせた」奇跡呼び込んだ磐田24歳MF荒木大吾、“2年分の思い込めた”プロ初弾のゴラッソ2発

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プロ初得点を含む2ゴールで逆転勝利を導いたMF荒木大吾

[4.4 ルヴァン杯GL第3節 磐田3-2甲府 ヤマハ]

 ジュビロ磐田のMF荒木大吾が途中出場で鮮烈なプレーを見せた。大卒3年目の24歳はヴァンフォーレ甲府戦(3-2)の後半41分にプロ初得点となる同点ゴールを挙げると、同アディショナルタイム3分には逆転弾を奪取。劇的勝利の立役者となり、一夜にしてヒーローとなった。

 荒木は青山学院大から2016年にプロ入りし、同年3月に行われたナビスコ杯(現ルヴァン杯)でプロデビュー。しかし、そこから出場機会を増やせずにいると、昨年8月には右腓骨骨折、右足関節靱帯損傷で全治約5か月と診断され、試練の時を迎えていた。

 今季開幕前のキャンプ中に実戦復帰した荒木は前節までルヴァン杯2試合連続で途中出場し、この日も1-2の後半19分からピッチへ。すると後半41分、左サイドでDF小川大貴のスローインを受け、相手3人に囲まれながらもPA内左に進入。右足で思い切りよく放ったシュートが右ポストの内側を叩いて決まり、プロ初ゴールを記録した。

 勢いは止まらず、後半アディショナルタイム3分にはMF松本昌也の右クロスのこぼれ球にPA内中央で反応。浮いたボールの落ち際を右足でインパクトし、鮮やかにゴール右へ突き刺して逆転勝利をもたらした。

 くすぶっていた過去2シーズンの鬱憤を晴らすかのような2ゴール。荒木は試合後のインタビューで「公式戦でずっと決められていなくて、怪我前の試合も惜しいところまで行って外したりしていたので、その悔しさを晴らせたんじゃないかなと思います」と笑顔を見せた。

「まだ連戦が始まったばかりで、リーグ戦も勝ってルヴァンも勝ってきているので、ここからジュビロがどんどん上に行けるように力になっていきたいなと思います」。好調のチームとともに、さらなる飛躍を誓った。

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