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王者C大阪、奇跡起きず…スタイル貫いた湘南が2戦合計5-2で22年ぶりベスト4進出!!

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1つ目のアウェーゴールを奪った湘南MF金子大毅

[9.9 ルヴァン杯準々決勝第2戦 C大阪2-2湘南 ヤンマー]

 ルヴァン杯は9日、準々決勝第2戦を行った。ヤンマースタジアム長居ではセレッソ大阪湘南ベルマーレが対戦し、2-2で引き分けに終わった。この結果、2戦合計5-2とした湘南が1996年以来、22年ぶりの準決勝進出を決めた。

 5日にShonan BMWスタジアム平塚で行われた第1戦は、湘南が3-0で先勝。ホームでの逆転を狙う前回王者のC大阪は、スタメン4人を入れ替え、ケガで日本代表を離脱したMF山口蛍、MF福満隆貴、MF山村和也、FW高木俊幸を起用した。一方、4強進出に王手をかけた湘南は先発2人を変更。MF石原広教とFW野田隆之介に代え、MF杉岡大暉とFW山崎凌吾がスターティングメンバーに名を連ねた。

 サイド攻撃を仕掛ける湘南は前半13分、杉岡の巧みなパスで左サイドを抜け出した山崎がグラウンダーのクロスを供給。ファーストタッチで相手の逆を取ったFW松田天馬が左足を振り抜くが、GK丹野研太の手を弾いてクロスバーを叩いた。

 最低でも3得点が必要なC大阪は前半25分、山村のリターンパスをPA左で受けた高木が強引に右足を振り抜くと、右ポストの内側に当たってゴールイン。先制に成功したが、31分にミスから痛恨のアウェーゴールを許してしまう。湘南はハーフェーライン付近でMF金子大毅がMFソウザの横パスをカット。そのままゴール前まで持ち上がり、対峙したDFをかわして右足でゴール左隅に流し込んだ。

 2戦合計1-4となってしまったが、C大阪は諦めていない。前半35分、敵陣中央でパスを受けたMFソウザが前にスペースがあるとみるや、思い切りよく右足を一閃。さすがのGK秋元陽太もブレ球シュートを止めることができず、ゴールネットを揺らす。もう1点取って前半を終えたいところだったが、43分にMF清武弘嗣がPA内で山崎を倒してしまい、PKを献上。湘南はこれを山崎自ら決めて2-2とした。

 アウェーゴール2つで突破を大きく引き寄せた湘南は、後半に入っても攻めの姿勢を崩さない。4分、右サイドからMF岡本拓也がグラウンダーの鋭いクロスを入れ、杉岡が体ごと飛び込んで右足で合わせたが枠を外れる。6分には、C大阪の山村にGKと1対1の状況を作られるも、GK秋元がファインセーブ。この流れから、さらに山口に右足ミドルシュートを打たれるが、ここもGK秋元が防いだ。

 後半15分、あとがないC大阪はMF福満隆貴に代え、FWヤン・ドンヒョンを投入する。しかし、攻守で豊富な運動量を発揮し、縦に素早い攻撃を仕掛ける湘南に苦しみ、チャンスを作り出すことができない。尹晶煥監督は28分にDF木本恭生を下げてDF山下達也を入れるなど手を打つが、39分のヤン・ドンヒョンのシュートがGK秋元に阻まれるなど、後半はゴールネットを揺らすことができなかった。

 試合は2-2のままタイムアップ。湘南が第1戦のアドバンテージをいかし、2試合合計5-2でベスト4入りを決めた。なお、湘南は準決勝で柏レイソルと対戦。第1戦は来月10日にアウェー、第2戦は同14日にホームで行われる。

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