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“サブ”で”主力”に敗戦? 言い訳を避けたFW柿谷「それは一番ダサい」

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フル出場したセレッソ大阪FW柿谷曜一朗

[6.19 ルヴァン杯PO第1戦 FC東京1-0C大阪 味スタ]

 アウェーでのプレーオフステージ第1戦は0-1の敗戦。セレッソ大阪FW柿谷曜一朗は「あれだけ固い守備をこじ開けたかったし、チャンスがなかったわけではない。2試合あることをプラスに考えるしかないし、この試合をいくら考えても取り返せない。ホームで相手以上に得点を取って、勝つことを目標にチーム一丸となれれば問題ない」と前向きに語った。

 リーグ戦を戦う主力メンバーが先発に並んだFC東京に対し、C大阪はルヴァン杯を戦い抜いてきたサブ組が中心。それでも柿谷は結果から目を背けなかった。「リーグと並行して、違うメンバーでやってるのは言い訳にはできるかもしれないけど、それは一番ダサい。誰が出てもいい結果を持ち帰れるようにしないといけない」と力強く語る。

 自身は前半、相手ダブルボランチの背後を何度も取り、決定的なシュートを立て続けに放った。しかし、そこで決め切れずにいると、後半はチームもろとも停滞。「質の部分で言うとまだまだ。練習でできていることが半分以上出せたかというとそうじゃない。伸びしろはあると思うし、一発勝負でどれだけ発揮できるか」と向上の余地があると考えている。

 C大阪は2017年、クラブ初タイトルとしてルヴァンカップ優勝を経験。当時はサブ組の活躍で序盤を勝ち抜いていき、徐々に主力陣が組み込まれる形で頂点に立った。22日のリーグ次節、26日のプレーオフ第2戦、どんなメンバー構成になるかは未定だが、そうした成功体験を持つクラブはどちらも落とすつもりはない。

「リーグと並行してルヴァン杯がある中で、全員で戦わないといけない。どっちか手を抜くわけではなく、チームが一つになってどっちも勝ち上がらないといけない。誰が出てもいいサッカーができるように、いい順位にできるように、そしてタイトルが取れるように、全員が一丸となってできればいい」。悔しさの残る敗戦を経て、背番号8はあらためて頂点を見据えた。

(取材・文 竹内達也)
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