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名古屋・風間監督「期待が持てる試合だった」…久々出場ルーキー榎本ら若手に光

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名古屋の風間八宏監督

[9.8 ルヴァン杯準々決勝第2戦 名古屋2-2(合計2-4)川崎F パロ瑞穂]

 名古屋グランパスの準々決勝での敗退が決まった。4日の敵地での第1戦は0-2の敗戦。第2戦も常に先手を奪われる展開で、逆転での8年ぶりとなる4強をつかみ取ることは出来なかった。

 ただ風間八宏監督は、川崎Fを相手にリードされても追いつく粘りをみせたイレブンの健闘を称える。「立ち上がりはリズムが悪かったが持ち直した。全体として攻める時間が長かった」と評価すると、「上手く戦えるようになったと期待が持てる試合だった」と前向きに話した。

 前向きになれるのは、若手選手が結果を残したこともあるようだ。この日は21歳以下の選手を一人先発させないといけないというレギュレーションのために、左SBで18歳ルーキーの成瀬竣平を抜擢。そして6月19日のルヴァン杯仙台戦(パロ瑞穂)以来の出場となったMF榎本大輝を後半37分から投入。すると榎本は同44分にFWジョーの同点弾をアシストしてみせた。

 さらに榎本は再三にわたる仕掛けで会場のボルテージを高めていた。「久々だったから、あいつ何してたんだろうというのもあったんじゃないですか」と謙遜した榎本だが、「とりあえずアシストできたことは良かった。自分のレベルが低いのも分かっているし、プロの世界は甘くないと感じている。いつまた試合に出られるか分からないという中で難しいですが、まだまだこれからです」と気合を入れ直していた。

(取材・文 児玉幸洋)
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