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高校3年生、清水MF石毛がクラブ史上高校3年生、清水MF石毛がクラブ史上最年少出場記録を更新!! 「ここに立つのが夢だった最年少出場記録を更新!! 「ここに立つのが夢だった」

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[4.4 ナビスコ杯第2節 清水1-0新潟 アウスタ]

 期待のMFが堂々のプロデビューでクラブ史上最年少出場記録を更新!! 清水エスパルスの高校3年生MF石毛秀樹が4日にホームで行われたナビスコ杯・新潟戦(1-0)で先発し、プロデビューを飾ると、早速フル出場を果たしてみせた。17歳6か月14日でのデビューとなり、DF市川大祐(水戸)が持つ17歳7か月のクラブ公式戦最年少出場記録を更新。昨夏のU-17W杯メキシコ大会では世界8強入りに貢献し、アジア年間最優秀ユース選手にも選ばれたMFが偉大な先輩の記録を塗り替え、輝かしいデビューを飾った。

 試合後には満面の笑顔をみせながらも「疲れました」と一言。「ここに立つのが小さいころからの夢だった。ここに立てたことがうれしい」と言うと目を潤ませた。幼稚園の年中時に清水の下部組織入りを果たし、正真正銘の"生え抜き選手"。長年の夢が叶い、この日、ホームのアウトソーシングスタジアム日本平で堂々のデビューとなった。

 この日の石毛は緊張を感じさせずに落ち着いたプレー。前半16分には、ゴール前混戦からMF枝村匠馬のパスを受けると、迷いなく右足シュート。ミートせずにこぼれたが、これを拾ったMF小林大悟がシュートを決め、これが決勝点。石毛の迷いないプレーが勝利につながった。得点シーン以外にも積極的にシュートを狙った。前半31分にはPA手前から豪快に右足を振り抜いた。後半には必死にボールを追うと、ゴールライン際から右クロス。常に攻撃で存在感をみせた。

 上出来だったデビュー戦にはアフシン・ゴトビ監督も「素晴らしい若手がいて日々成長しようと頑張っている」と笑顔。「春というのは花が咲く時期、若手選手たちのような花がこれから我々の元で咲いていけば」とさらなる期待を込めた。

 石毛は自身のプレーを振り返り、「もう少し積極的にやれれば良かった」と唇を噛みながらも、フル出場には手応えもあったようで「プロで最初の試合で90分間出れたのはいい経験になったと思う。今後はJリーグにも関われるように日々努力していきたい」と力を込めた。高校3年生ながら圧巻の存在感を放った石毛。今後の活躍にも大きな期待がかかる。

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