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[nb championship U-13]街クラブのFC LAVIDAがまた快進撃、Jアカデミー勢連破して決勝進出

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FC LAVIDAが決勝進出

[7.23 nb championship U-13準決勝 鹿島アントラーズつくばJY 2-2(PK2-4)FC LAVIDA 時之栖うさぎ島G]

 U-13世代の全国トップレベルの強豪チームが優勝を争う「new balance championship 2018 U-13」は23日午前、準決勝を行った。連覇を狙う鹿島アントラーズつくばジュニアユースと2年ぶりの優勝を目指すFC LAVIDAの一戦は2-2で突入したPK戦の末、FC LAVIDAが4-2で勝った。FC LAVIDAは23日午後に開催される決勝でセレッソ大阪U-13と戦う。

 埼玉の強豪・昌平高の全面協力を得て活動している注目の街クラブ、FC LAVIDAが今年もJリーグアカデミーを連破。快進撃を見せている。準決勝では開始1分に右SB建部遥公のミドルシュートのこぼれ球をFW小田晄平が押し込んで先制。中盤でセンスの高さを見せるMF石川穂高や左SB田中瞭生が起点となりつつ、どこからでも仕掛けるドリブルで鹿島アントラーズつくばを後退させる。

 だが、MF平山京吾やMF太田隼剛が起点となって反撃する鹿島アントラーズつくばは8分、右サイドから強引に相手DFの前に潜り込んだFW能登谷蒼がエンドライン際まで持ち込んでクロス。混戦後のこぼれ球に反応したFW大内空が右サイドの角度のない位置から豪快な右足シュートを叩き込んで同点に追いついた。
 
 FC LAVIDAは9分に迎えたピンチをGK荻谷凌輔の好守で乗り切ると14分、中盤でのパス交換から石川がDFラインの背後へループパス。スピードを活かして抜け出した小田が右足で勝ち越しゴールを決めた。

 後半はドリブルで繰り返し仕掛けるFC LAVIDAから鹿島アントラーズつくばがボールを奪い取るシーンが続くが、鹿島アントラーズつくばも攻め切る前にボールを失ってしまう。それでも20分、好守でチームを支えていたCB大山幸路がインターセプトからパス交換して中央突破。最後は大山の左クロスから交代出場FW末原治優人が執念の同点ゴールを決めた。

 決勝進出を懸けたPK戦は先攻・鹿島アントラーズつくばの3人目が失敗。4人目のシュートがFC LAVIDAのGK荻谷にキャッチされてしまう。対してFC LAVIDAは1人目のMF坂和飛空から3人連続で成功すると、最後はMF佐怒賀大門が冷静にGKの足元を射抜くシュートを決めて決着をつけた。

(取材・文 吉田太郎)

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