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[国体少年男子]優勝回数1位、2位の両雄激突へ!決勝カードは千葉vs静岡に決定

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 第66回国民体育大会「おいでませ!山口国体」サッカー競技少年男子は5日、山口市のおのだサッカー交流公園サッカー場で準決勝を行い、千葉と静岡が決勝へ進出した。千葉は広島に4-1で勝ち、静岡は大阪に3-1で勝利。決勝はあす6日、同会場で開催され、千葉が勝てば06年以来8回目、静岡が勝てば04年以来7年ぶり20回目の優勝となる。

 千葉は堅守と2トップの活躍で決勝切符をもぎ取った。広島戦は試合開始直後の1分、FW宮澤弘(柏U-18)のラストパスで抜け出したFW森永卓(流通経済大柏)が先制ゴール。対する千葉は25分、ロングボールをMF川辺駿(広島ユース)が後方へそらすと、抜け出したFW越智大和(広島ユース)が得意の左足で同点ゴールを流し込んだ。だが千葉は35分、森永とのワンツーから宮澤が右足で勝ち越しゴール。この後、広島のキーマン、川辺の個人技の前にピンチもあった千葉だったが、後半は相手の中央突破を封鎖する。そして後半28分、千葉は左サイドを崩すと最後はMF秋山陽介(流通経済大柏)のアシストから宮澤が3点目のゴールを押し込んだ。千葉はロスタイムにも交代出場のFW石田雅俊(市立船橋)がダメ押しゴールを押し込み、4-1で勝った。

 前回大会2位の大阪と対戦した静岡は、立ち上がりの連続ゴールで大きなアドバンテージを得た。まずは3分、FW中野誠也(磐田U-18)の左クロスをファーサイドのFW梅村晴貴(磐田U-18)が折り返すと、これに走りこんだFW北川滉平(磐田U-18)が右足でゴールへ押し込んで先制。さらに5分にはMF金原唯斗(磐田U-18)の右クロスをMF佐藤飛天(清水ユース)が頭で合わせて2-0へ突き放す。大阪は前線からの厳しいプレッシングで相手のリズムを崩そうとするが、静岡はその逆を取って決定機をつくり、試合を決めにかかった。次の1点を奪ったのも静岡。後半2分、北川がドリブルで一気にPAまで切れ込むと、そのラストパスを中野が左足ダイレクトでゴールへと沈めて3-0とした。正確にパスをつないでいた大阪はFW大津耀誠(C大阪U-18)のフィジカルの強さとキープ力、そしてFW魚里直哉(C大阪U-18)のスピードを交えて反撃するが、得点は27分にMF薮内健人(G大阪ユース)が決めた1点のみ。静岡が3-1で勝利した。

 歴代最多の優勝19回を誇る静岡と同2位・7回の千葉との決勝。両雄の決戦を制して頂点に立つのは果たして?

[写真]静岡FW中野は大阪戦で4戦連発
(取材・文 吉田太郎)

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