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J参入目前の長崎に財政改善書類の提出指示…長崎は協力呼びかけも

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 Jリーグは22日と23日の2日間で、V・ファーレン長崎に対して「リーグ現地ヒアリングおよびJリーグチェアマンヒアリング」を行った。その中でJリーグは参入にあたり、長崎に対して、11月12日のJリーグ臨時理事会までに財政面の改善書類の提出を求めている。

 JFLを戦う長崎は、残り4節となったリーグ戦で2位に5差をつけた首位に立っている。J2昇格の条件としては、JFL優勝であれば自動昇格。2位であればJ2最下位との入れ替え戦に臨むこととなる。だがライセンス新生のため9月末に提出していた債務超過の解消計画に疑問符がついたようだ。

 公式サイトでコメントを発表した宮田伴之社長は、「これは、経営危機等の類のものではなく、11月12日のJリーグ臨時理事会の時点で今期末の決算が確実に債務超過にならないという根拠書類の提出を求められているもの」とし、「財務面の改善は、スタジアム問題や集客問題と共に今年最優先課題として取り組んできた問題であり、クラブとしましても11月の臨時理事会までに解決するよう、これまで行政や経済界のご協力の下で準備を進めてきた」と説明している。

 だが「後援会の一口3,000円、5,000円の積み重ねが、V・ファーレン長崎の“Jリーグ昇格”へと繋がっていきます。8年前のチーム発足以来ずっと目標にしてきた“Jリーグ昇格”、そしてクラブ理念である『スポーツで豊かな長崎を創る』ために、皆様ぜひ力を貸してください」と再度の協力を呼び掛けている。

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