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仙台レディースがプレナスチャレンジリーグ初優勝、来季のなでしこリーグ昇格を決める

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 プレナスチャレンジリーグ2012は、28日に21節を行い、ベガルタ仙台レディースはスフィーダ世田谷FCと対戦し、5-0で勝利した。この結果、仙台レディースは、1試合を残してプレナスチャレンジリーグ2012の優勝を決めている。

 プレナスチャレンジリーグで初優勝を飾った仙台レディースは、来シーズンより、なでしこリーグに昇格する。クラブを通じて千葉泰伸監督は、「我々は全力を尽くして、最終戦も勝って無敗で仙台の皆さんに優勝と一部昇格を報告したいと思います」と、コメントを発表している。

 以下、クラブ発表の千葉監督、下小鶴綾主将コメント

千葉泰伸監督

―優勝を決めた率直な気持ちをお願いします。
「嬉しいです。あとは、ホッとしています」
―試合が終わった後に選手やサポーターと喜びを分かち合ったときの気持ちはどうでしたか。
「いろいろな思いがあって、それが集まってできたチームですし、その思いを選手たちがグラウンド上でパワーに変えてくれたこともひとつです。あとは、そのパワーをサポーターの方々が後押ししてくれました。本当に、チーム一丸となっての優勝だと思いますし、サポーターの方々の力のおかげでもあります。本当に、選手全員とサポーターがひとつになったと思います」
―2部で、一からのチーム作りでした。監督にとってはシーズンのここまでを振り返ると。
「実際には、女子のチームを指揮することも初めてですし、毎日試行錯誤しながらチームを作ってきました。課題はたくさんありますが、ひとつずつ、少しずつ、クリアできてきているかなと思っています」
―今年はベガルタ仙台の女子チームにとって第一歩である一方で、来年以降の戦い方も見越して戦っていました。そのなかでの収穫は。
「収穫は、ゲームの中でも主導権を握って戦えているところもあるのですが、実際に来年に一部に上がったときにそれができるかどうか、あとは、収穫というよりも、やろうとしているサッカーを選手一人ひとりが理解してくれて、やろうとしている部分もありますし、その成果も試合の中で随所に見られます。
 ただし、課題もまだまだ多く、今のサッカーが果たして一部で通用するかといったら、まだまだ実際は半分くらいだと思っています」
―ここまで負けずに戦えている要因はどのように考えていますか。
「やはりみんなサッカーをしたくて仙台というクラブに集まってくれて、そしてまた全員が同じ目標に向かって戦うことができたということがいちばんだと思います」
―次はユアテックスタジアム仙台で最終節を迎えます。どのような戦いでシーズンを締めくくりたいですか。
「最終戦も今までと変わらずに、自分たちのレベルアップをするために戦っていきたいと思っています」
―サポーターへのひと言をお願いします。
「まだ残り試合ありますけれど、我々は全力を尽くして、最終戦も勝って無敗で仙台の皆さんに優勝と一部昇格を報告したいと思いますので、来週はぜひユアスタの方に足を運んでいただいて、熱い応援をよろしくお願いいたします」

下小鶴綾主将

―優勝と一部昇格を決めた率直な気持ちを教えてください。
「よかったです」
―今日も多くのサポーターが集まりました。この試合を振り返ると。
「最近は立ち上がりがよくなかったので、そういう意味では立ち上がりもしっかり入れて、点もいつも以上に取れましたし、無失点で終えられたので、いいかたちでサポーターの方々と優勝を喜べたかな、と思います」
―これまでの経験を踏まえ、下小鶴選手にとって今回のタイトル獲得はどのように感じましたか。
「やはり『優勝します』と宣言をしてリーグが始まってからあっという間だったのですが、今までに負けずに来られて優勝できたというのは自分たちにとっても自信になりますし、ベガルタ仙台レディースの新しい歴史をしっかり作っていければと思います」
―下小鶴選手自身、キャプテンとしてチームを引っ張ってきたこのシーズンはどのようなものでしたか。
「正直、苦しい時期もありましたが、昇格するという目標だけをみんな信じてやってきたので、それが本当にかなえられてホッとしています」
―仙台で暮らしてきた今年、サッカーに専念できる環境を感じましたか。
「そうですね。それぞれの職場でもみんな応援していただいていますし、サポーターの方々も本当にたくさんいらしているので、そういう中で自分たちがサッカーをできるということに感謝の気持ちがいっぱいあります」
―最終戦をホームで迎えます。その試合に向けてどのような気持ちでのぞみますか。
「やはり、負けずに優勝するというのは、簡単なことではないと思いますし、そういう意味でも最後はしっかり仙台の皆さんの前で勝って、しっかりと優勝の報告とともに勝利の報告ができるように、残り一試合を頑張っていきたいと思います」
―今日の現場に来られなかった方も含め、サポーターの皆さんに優勝報告のひと言をお願いします。
「優勝できました。ありがとうございました」

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