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[JFL]長野は横河武蔵野とスコアレスドローで11戦無敗も、首位取りは失敗

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[7.7 JFL第19節 横河武蔵野 0-0 長野パルセイロ 武蔵野]

 JFLは7日、第19節を各地で行った。武蔵野陸上競技場では横河武蔵野と長野パルセイロが対戦した。前日の試合で首位のカマタマーレ讃岐FC琉球に1-2で敗れていた。このため、勝ち点2差で讃岐を追う2位の長野は、勝てば首位に浮上できるチャンスだった。しかし、試合はスコアレスドローに終わり、長野は勝ち点1を詰めるにとどまっている。

 これまで多くの試合で、高いボール保持率を見せてきた長野だったが、この日は思うようにボールを保持できない。キックオフ時間の13時に、35.7度を記録した暑さの影響もあって、選手たちは足下でボールを要求しあう。このためパス回しは停滞し、思うように前線へボールをつなげなかった。対する横河武蔵野は、後方からのロングボールをしっかりと前線に当てて長野の守備に揺さぶりをかける。しかし、こちらも決定機をつくるまでにはいたらない。

 後半に入り、長野はこの日が初先発となったMF岡田武瑠が積極的なプレーを見せる。まずは後半3分に右サイドのFW宇野沢祐次からピッチ中央でパスを受けると、左前方にいた味方にパスを出そうとする。これはDFに当たったが、こぼれ球を岡田が自ら回収し、PA内までボールを運びシュート。同6分にも左サイドからのクロスを宇野沢がポストプレー、落としを受けた岡田はPA外からシュートを放ったが、いずれもGK藤吉皆二朗に防がれた。

 その後も攻勢に試合を進めながら、得点を挙げることのできない長野は、終盤にDF登録の松原優吉をFWで起用する。しかし、「勝つことへの執念をチームに示したかった」という美濃部直彦監督の采配も実らずに得点を挙げることはできなかった。逆に終盤には横河武蔵野がMF林俊介の強烈なミドルシュートなどで長野ゴールに襲いかかったが、長野GK諏訪雄大もゴールを許さずに、試合はスコアレスドローに終わった。

 これで長野は8節の藤枝MYFC戦(1-2)以降11試合無敗。一方の横河武蔵野は連敗を2でストップしている。

(取材・文 河合拓)

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