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[CPサッカーW杯]日本代表はブラジル代表に5点を奪われて完敗

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ブラジルの壁は分厚かった

【CPサッカーワールドカップ】(スペイン・セビリア)
[グループリーグ第1戦 日本代表 0-5 ブラジル代表]

得点者
ブラジル代表(前半14、15、24分、後半17、23分))

[日本代表]
GK1柳英行
FP2浦辰大
FP6大野僚久(→河野凌久)
FP7戸田哲也
FP8三浦良介
FP9谷口泰成(→本中野雅)
FP14赤禿賢一郎(→大沢翔太郎)
※番号は背番号

 脳に障がいがある人がプレーするCPサッカーのワールドカップ(W杯)が開幕し、日本代表は現地時間8日、世界ランク2位のブラジル代表と対戦。0-5と完敗した。本来、参加を予定していたベネズエラが出場を取りやめたことでその代替国として出場のチャンスが回ってきたが、世界の壁に跳ね返された。主将の浦辰大が言う。

「負けてしまいましたが、次に繋がる戦いはできたのではないかなと思います。チーム一つになって、守備のイメージを共有できたこと、声を掛け合いハードワークできたこと。ブラジル相手に自分たちの思い通りの展開に持っていけた時間もあり、その部分についてはよりチームとして自信を深めることができたと思います」

 浦が悔しさを殺して前向きな言葉を並べたのは、「この大会で歴史を塗り替えたい」という思いが強いためだ。敗戦のショックを引きづるわけにはいかないのだ。

 荒田雅人監督も現地時間11日の次戦・イングランド戦を見据えた。

「非常に悔しい結果ですが、世界トップレベルの相手に対して戦術的に通用する部分もあった。日本の選手もタフに戦ってくれました。(この日は使わなかった選手の中に)まだキーマンになる選手の残っているので、明るい材料がまだある。必ずW杯で勝利して帰国します」

 イングランドは前回2017年のアルゼンチン大会では第1戦で対戦し、11失点で完敗した苦い経験がある。実際の実力差は点差ほどなかったが、元プレミアリーグ出身の選手もいて、日本の選手が相手をリスペクトしすぎてしまった。日本代表が、この2年間でどれだけ成長出来ているかが試される一戦になる。

【2019年 スペインW杯日本代表】
GK二宮一太(エスペランサ)
GK柳英行(CP KOBE)★
FP赤禿賢一郎(エスペランサ)※
FP浦辰大(エスペランサ)★
FP河野凌久(エスペランサ)※
FP谷口泰成(エスペランサ)★
FP本中野雅(エスペランサ)※
FP堀井友哉(大坂PAZ)
FP久保善暉(P.C.F.A.SALTAR)
FP三浦良介(P.C.F.A.SALTAR)★
FP大野僚久(横浜 BAY FC) ★
FP戸田 哲也(横浜 BAY FC) ★
FP大沢翔太郎(P.C.F.A.SALTAR)★
【注】★は2017年アルゼンチンW杯に出場した選手。※は代表初選出

【大会スケジュール】
7月1日  出発
7月8日●0-5 ブラジル
7月11日4:00イングランド戦
7月12日18:00ドイツ戦
7月13日 順位決定戦
7月16日 準決勝、順位決定戦
7月18日 決勝、順位決定戦
【注】試合開始時刻は日本時間。変更の可能性あり

(取材・文 林健太郎)

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