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FKやCK、2枚目のイエローカードがVAR対象になる可能性も…IFABが競技規則改正を今日検討へ

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VAR対象を拡大か

 国際サッカー評議会(IFAB)は28日に年次事務会議を開催し、来春の年次総会で決定する2024-25競技規則改正点について話し合う予定だ。『タイムズ』や『ザ・サン』などによると、VARの介入対象を広げるべきかも検討するという。

 現在VARが介入できるのは得点、PK、一発退場、人間違いのカード提示に関する判定のみ。本来はゴールキックとすべき事象をCKと判定して得点に繋がったり、誤審で2枚目のイエローカードによる退場が起きたりと、試合結果に関わるようなミスをすべてカバーできているわけではない。そこで新たにFK、CK、2枚目のイエローカードによる退場についてもVARの介入対象とする構想があるようだ。

 VARの介入対象事案が増える場合、さらに試合の停止時間が伸びてアディショナルタイムが増加する懸念もある。競技規則改正について投票権を持つイングランド協会のマーク・ブリンガム氏は「現状よりもはるかに試合が停止することは非常に嫌なこと」と見解を伝えつつ、「適切な議論が行われるだろう」とコメントして改正される可能性があることを示している。

 このほか、意図的に手や腕でボールに触れてPKを与えた場合はレッドカードの対象とすることや、キャプテンのみが主審に抗議できるようにすることなどが検討される模様。10月にIFABが行った元選手と審判員による合同諮問会議では、GKがボールを手に持てる時間を制限する“6秒ルール”の厳格化なども議論されており、新たな競技規則には多くの改正内容が盛り込まれるかもしれない。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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