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[全日本ユース(U-15)選手権]初の国立も優勝には届かず…新潟JY・早川「もう1回戻ってくる」

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[12.29 高円宮杯全日本ユース(U-15)選手権決勝 F東京U-15深川 1-0 新潟ジュニアユース 国立]

 初の国立、初の決勝。グループリーグ最下位で敗退した前回大会に続く2回目の出場でファイナルの舞台にたどり着いた新潟ジュニアユース(北信越2)だったが、初優勝にはあと一歩届かなかった。シュート数14対6。中盤でのボール支配率でもF東京U-15深川を上回っていたが、ラストパス、シュートの精度を欠いた。今大会6得点のFW早川史哉(14)はシュート7本を放つなど前線で奮闘したが、F東京の堅守を崩し切れず、「自分が点を取れなくて責任も感じているし、そこは悔いが残る」と唇をかみしめた。

 後半14分の失点シーンはセットプレーが相手選手の目の前にこぼれる不運もあった。それでも新潟の堀沢清監督(38)は「勝負勘というか、F東京はゴールを取るという部分で常に狙っていた。守備でも最後のゴールさえ割らせなければいいというのを選手全員が分かっていたし、最後の砦は堅かった」と完敗を認めざるを得なかった。

 新潟というクラブにとって、トップチーム以外の年代で国立のピッチに立ったのはこれが初めてだった。「こういうピッチで好きなサッカーができて幸せだった。こういう目標があるから努力していける」と早川。新潟ユースには早川を含め、DF石井達(15)、MF宮内翔(15)、MF齋藤恭志(15)の計4人が昇格する。石井は「またこの舞台に立てるように頑張りたい」と言い、早川も「もう1回ここに戻ってきて、今度は優勝したい」と力を込めていた。

<写真>初Vを逃した新潟ジュニアユースイレブンの涙は止まらなかった
(取材・文 西山紘平)

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