beacon

中田英率いるTAKE ACTION F.C.が流経大に勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加

 4月12日(日)に山梨県甲府市でヴァンフォーレ甲府と「LIFE AFTER FOOTBALL MATCH」を戦うTAKE ACTION F.C.が2日、埼玉スタジアム・第3グラウンドで流通経済大と30分×3本のトレーニングマッチを行い、松原良香(34=元磐田)や澤登正朗(39=元清水)、前園真聖(35=元横浜F)らの得点により4-3で勝利した。

 財団法人TAKE ACTION FOUNDATION初のイベントとなる「TAKE ACTION in 甲府」に向けて「怖さ半分、楽しみ半分」と語ったキャプテンの中田英寿(32)は、「気心とプレースタイルを知っている仲間」をメンバーに迎えた。ピッチに現れたのは日本サッカーを盛り上げてきた往年の選手たちだった。

 1本目のピッチに立ったのはFW堀井岳也(33=元甲府)、松原。右MF中田、左MF澤登、ダブルボランチは名波浩(36=元磐田)と山口素弘(40=横浜F)。右SB井手口純(29=元鳥栖)、左SB相馬直樹(37=元鹿島)、CBは大嶽直人(40=横浜F)、氏家英行(30=元大宮)、GK前田義貴(33=元鳥栖)。開始10分に右サイド堀井のクロスを松原が頭で合わせ先制。その後同点にされたが、同21分に大嶽、28分には右サイド中田のクロスを起点に松原が頭で折り返して澤登が3点目を叩き込んだ。
 2本目には新たに前園、北澤豪(40=元V川崎)、山口貴之(35=元V川崎)が登場。前園は前半13分、一瞬で相手ボールを奪うと全盛期を彷彿とさせる力強いドリブルで攻め上げ、右サイドへ散らす。そしてゴール前に走り込み、井手口が蹴り込んだクロスを「現役時代でも余り決められなかった」というヘディングでフィニッシュ。4-1と突き放した。
 3本目はキャプテンの中田が下がり、最後の選手となった阿部敏之(34=元浦和)を投入。軽やかなパスワークで終始相手を翻弄していたTAKE ACTION F.C.だったが、3本目になると流経大の豊富な運動量の前に劣勢となり、08年水戸ホーリーホック強化指定選手のDF石川大徳、09年関東選抜のMF宇賀神友弥にゴールを奪われ、4-3で試合を終えた。
 
 試合後、現役時代日本代表で中田と共に戦った名波は「流経大相手に4点とれたのは上出来。今度の試合は、(現役時代の)あの時はあの選手がああいうパスを出していたな…なんて色々思い出しながら試合を楽しんでほしい」とコメント。昨年6月の「+1 FOOTBALL MATCH」から連続出場の北澤は、「ヒデは相変わらず視野が広いね。試合当日は子供に夢を与え、地方を元気にするようなゲームにしたい。何かを感じてもらえるように」。ゴールを決めた前園も「今日は気持ちを出せた。次もコンディションを整えて得点したい。甲府の皆さんに良いプレー、良い試合を見せれたらと思います」と意気込みを語った。キャプテンの中田は、「(財団として)初の活動で初の試合。本当に良いメンバーが揃った。(初イベントで)怖さ半分、楽しみ半分だけど、今回のゲームの意義は地方活性化。いかに盛り上げていけるか、まずは一人ひとりに楽しんでもらえる試合にしたい」と12日の試合に向け抱負を述べた。
 
 中田率いるチームが盛り上げる「TAKE ACTION in 甲府」の概要は以下の通り。
▼「LIFE AFTER FOOTBALL CLINIC」
日時:4月11日(土)11:00-
場所:甲府市昭和町押原公園
▼「LIFE AFTER FOOTBALL MATCH」
日時:4月12日(日)13:00-
場所:小瀬スポーツ公園陸上競技場

<写真>キャプテンマークを巻きピッチを駆け巡った中田英寿

(取材・文 山口雄人)

▼関連リンク
中田英、現役復帰の噂を完全否定
TAKE ACTION F.Cの出場メンバーはこの15人だ!!
TAKE ACTION F.C. 練習試合後の選手コメント
フォトニュースはコチラ

TOP