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高校選抜のJリーガートリオ、欧州での成長誓う

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[4.3 練習試合 日本高校選抜 4-2 流通経済大 市原臨海]

 今回、欧州遠征に臨む日本高校選抜でJリーガーは、川崎フロンターレのMF登里享平(香川西)とザスパ草津のMF佐藤穣(前橋育英)、そしてロアッソ熊本のMF大迫希(鹿児島城西)の3選手が参加。この日は3人がそろって先発した1本目を2-0で終えるなど、チームを引っ張った。
 直接FKでのゴールなど2得点と大暴れした登里に、巧みなボールコントロールでゲームメーカー役を担った佐藤、そして正確な右足のキックでMF谷本泰基(広島皆実→阪南大)のゴールをアシストした大迫。3選手は合宿直前まで新人JリーガーとしてJクラブで練習してきたが、Jと高校生(新大学生)とのパススピードの差などを「全然違う」と話していた。
 今回の欧州遠征、ドルトムント(ドイツ)やPSV(オランダ)などと戦うデュッセルドルフ国際ユース大会(ドイツ)はJリーガーとしての自らを成長させる場。普段他の選手よりも高いレベルでトレーニングを積んでいる3選手は、今回プロ選手としてチームを引っ張らなければならないということも感じている。佐藤は「(欧州では)足元の技術は通用すると思う。フィジカル的にどれだけ踏ん張れるか」。大迫は「(他の選手と比べて)責任という面では人一倍あると思う。プロという看板も日本高校選抜という看板も背負っている。必ずいいプレーをしなければならない」と欧州での戦いへ闘志を燃やしていた。

<写真>欧州遠征での成長に強い意欲を示した大迫
(取材・文 吉田太郎)

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