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[全日本ユース(U-18)選手権]初V横浜FMユースを支えた“全身攣るほど”の練習量

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[10.12 全日本ユース(U-18)決勝 横浜FMユース 7-1 磐田ユース 埼玉]

 初優勝を遂げた横浜FMユース。今年から指揮を執る松橋力蔵監督の下、チームはサッカーに対する意識の面から改革された。長髪の禁止、シャツを出さないなど「当たり前のことをすることでチームはだんだんまとまってきた。ボクはすんなり受け入れることができた」(中田航平主将)。

 そしてチームを支えたのはその練習量。チームが始動した1月20日から連日10本の1km走を行い、公式戦の試合直前でも負荷を落とさずに「全身攣るくらい」(松橋監督)の厳しいトレーニングを積んできたという。そして身につけたのは、相手が足を攣らせるようなタフな試合でも押し切る体力と精神力。この力も初Vへの原動力となった。

 得点ランキング2位のFW関原凌河やU-18日本代表候補の左SB岡直樹、強烈な左足を持つMF天野純らの名が並ぶ選手層は全国屈指。だが来季トップチームへ昇格する選手はいないという。それでもタフな練習に耐えてきた選手たちは厳しい試合もあった大会を自信をもって乗り越え、無敗で春先から誓っていたタイトル奪取を成し遂げた。

<写真>松橋監督を胴上げする横浜FMユースイレブン
(取材・文 吉田太郎)
高校サッカー・全日本ユース2009

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