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[高校選手権]2度のPK失敗も…八千代・長澤は仲間に感謝

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[12.6 全国高校選手権千葉県大会決勝 八千代0-0(PK3-2)習志野 柏の葉]

 チームメイトに感謝し切りだった。前半26分のPKのチャンス。八千代のMF長澤和輝主将(3年)のゴール左を狙ったキックはGKに阻まれ、先制のチャンスを逃してしまう。0-0のまま突入したPK戦でも3人目のキッカーを任されたが、今度はクロスバーを直撃。1試合でまさかの2度のPK失敗。「いつもは決めてるんですけど…。仲間がしっかり決めてくれたので良かった」と苦笑いだった。

 1回目のキックは「GKを見て蹴ろうと思っていた」とじっくり動きを確認してから蹴ったが、キックが弱くなり、GKとタイミングが合ってしまった。PK戦では「1回目が弱気だったので、思い切り蹴ろうと」と力いっぱい蹴ったが、今度はクロスバーに嫌われた。「PK戦のときは顔が上がらず、GKを見れなかった。決勝のプレッシャーかもしれない」と反省していた。

 砂金伸監督は「長澤がPKを外したのは見たことがない」と話していたが、本人によると「外したことはあると思うけど…。外して負けたことはないと思う」とのこと。結果的に、この試合もPKは失敗したが、チームは勝って全国選手権への切符を獲得。全国大会でもPKになる可能性はあるが、「次、PKがあれば、今度は決めて勝ちたいですね」と笑っていた。

<写真>八千代・長澤和輝はまさかの2度のPK失敗。借りは全国で返す

(取材・文 西山紘平)

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