beacon

[大学選手権]流通経済大&明治大も8強へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

 第58回全日本大学サッカー選手権が19日、開幕。東京都の西が丘サッカー場と神奈川県の平塚競技場で1回戦計4試合が行われ、関西大(関西2)、鹿屋体育大(九州2)、流通経済大(関東1)、明治大(関東3)が23日に行われる準々決勝へ進出した。明日20日には1回戦の残り4試合が行われる。
 
 関東チャンピオンの流通経済大は初出場の北海道教育大岩見沢校(北海道)と対戦。前半32分、左サイドを駆け上がったSB古西祥のラストパスをFW征矢智和が押し込み先制点を奪う。さらに37分にはFW船山貴之が加点し、リードを広げた。ただ、北海道教育大岩見沢校はここから優勝候補に食らい突く。後半20分に左CKのチャンスからFW穴田大樹が追撃ゴールを決め、その後も決定機をつくり出した。だが流経大は同点ゴールを許さず、2-1で逃げ切った。

 天皇杯でモンテディオ山形を下している注目の明治大は仙台大と対戦(東北)。司令塔の全日本大学選抜MF山田大記不在の明治大は初戦の緊張もあってか大苦戦を強いられた。試合は0-0でPK戦へ突入。だが後攻の仙台大の2人目が失敗したのに対し、明大は5人全員が成功し、5-3で勝った。

 今夏の総理大臣杯全日本サッカートーナメント準優勝の高知大(四国)と同4強の関西大(関西2)がいきなり激突した1回戦最注目カードは、関西大が4-2で勝った。関大は1-1で突入した後半の17分、左FKのこぼれ球をDF平野史明が豪快に勝ち越しゴール。さらに23分にMF中村祐哉の左クロスからFW金園英学が加点するなど強豪対決を制した。

 天皇杯で徳島ヴォルティスを下している鹿屋体育大(九州2)と東海王者・浜松大の一戦は鹿屋体育大が4-2で勝った。前半6分に相手オウンゴールで先制した鹿屋体育大は、後半8分にCKからDF與那嶺偉が加点。さらに26分にはFW中筋誠のゴールで突き放した。浜大はDF志摩竜弥の直接FKのゴールなどで1点差まで追撃したが、終了間際の失点で振り切られた。
 
 
【1回戦】(12月19日)
[西が丘]
関西大 4-2 高知大
[関]オウンゴール(11分)、平野史明(62分)、金園英学(68分)、藤澤典隆(70分)
[高]布施祐典(25分)、中野圭(77分)

流通経済大 2-1 北海道教育大岩見沢校
[流]征矢智和(32分)、船山貴之(37分)
[北]穴田大樹(65分)

[平塚]
鹿屋体育大 4-2 浜松大
[鹿]オウンゴール(6分)、與那嶺偉(53分)、中筋誠2(71分、89分)
[浜]志摩竜弥(74分=FK)、安間ム月(80分)

明治大 0-0(PK5-3)仙台大

(12月20日)
[NACK]
立命館大(11:30)福岡大
中央大(13:50)中京大

[熊谷陸上]
広島修道大(11:30)関西学院大
駒澤大(13:50)新潟医療福祉大

<写真>北海道教育大岩見沢校(右)vs流通経済大
(取材・文 吉田太郎)

特設:大学選手権09

TOP