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[大学選手権]日本代表入り有力の福岡大FW永井「実感がわかない」

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[12.20 第58回全日本大学選手権1回戦 立命館大 0-1 福岡大 NACK]

 アジア杯予選日本代表の予備登録メンバー入りしている福岡大FW永井謙佑(3年=九州国際大付高)が立命館大戦に1トップとして先発フル出場。シュート2本を放つなど、相手ゴールを目指したが無得点。「自分は何もしていない」と苦笑いで試合を振り返った。
 
 韓国戦でゴールを決めるなど活躍した東アジア選手権から帰国したのが1週間前。チーム練習にほとんど参加できないまま迎えた初戦では強引に突破でDF網を破るなど、凄さも見せたが、“ワールドクラス”と言われるスピードでゴールを陥れることはなかった。

 50m走を5秒台で走る永井は、大学生ながらもU-20日本代表ではすでにエース格。また今夏のユニバーシアードでは“スーパーサブ”として起用されながら得点王に輝いた。そのスピードと得点力については、十分な“武器”として結果でも示している。日本代表入りについては報道を通して聞いているだけで「実感がわかない」と永井。それでも「A代表で出てみたい。選ばれたら頑張る。スピードを生かして1チャンスで抜け出して決めたい」と語った。

 アジア杯予選・イエメン戦(1月6日)の日本代表メンバーはあす21日に発表。日本代表に選出されれば、試合が全日本大学選手権決勝と同日のため、大事な決勝戦に出られない可能性もある。福岡大の乾監督は「まだウチが決勝に出られるとは限らない。26日(の準決勝)に勝ったら考えます」とコメント。チームにとっても欠かせないエースだが、永井本人にとっても大きなチャンスだけに、選出された場合は「決勝進出した際」の判断にも注目が集まる。

(取材・文 吉田太郎)

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