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[C☆voice_7]早稲田大DF岡根直哉「エスパルスに支えてもらった」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第7回は早稲田大の主将で今月1日に清水エスパルス加入内定が発表されたDF岡根直哉選手(4年=初芝橋本高)だ。初芝橋本高(和歌山)時代に全国高校総体で決勝進出するなど注目を集めた190cmの超大型CBだが、大学ではなかなか出場数を伸ばすことができなかった。J入りを内定させて臨む大学最終年への思いとは?

―開幕戦から欠場が続いているがケガの状態は?
「開幕週の水曜日に痛めて、木彫日に病院にいったら右足第5中足骨のケガだと。昨年左足を折って4ヵ月ぶりに出来たと思っていたらこのケガ・・・・・・。今はすごくもやもやした感じです」

―大学最終学年で今年はキャプテン。それだけに
「最後の1年、『試合に出る』と。最後の年でキャプテンを任せられたし、大学で周りの人に恩返ししたかった。早く復帰してチームのために戦いたい」

―1日には清水エスパルス入り内定が発表された
「エスパルスには2年の開幕戦のあとに声をかけてもらって、ずっとサポートしてきてもらった。自分が2年、3年とチームやスタッフから信頼を得られず、リーグ戦にも出場することができない中で、エスパルスは練習に呼んでくれて、支えてくれて、自分を成長させてくれたところが多い。心の支えになっていた。リスクが高い中でも自分を見てくれて評価してもらった。そのエスパルスからオファーを頂いたので、恩返ししたいという思いが強く、決めさせてもらった」

―自分が考えている武器とは?
「高さが一番。身体は190cmと恵まれいるので。その高さと、まだまだだけど身長の割には足元を使える方かなと。キックは両足ともにできるし、その部分は武器だと考えている」

―初芝橋本高のときは全国総体で決勝へ進出するなど活躍していた
「高校の影響が自分にとっては大きかった。当時も身長は高かったけど、本当にヘタクソだと思っていた。ただ、高校1年の時は蹴って走るスタイルのサッカーだったけど、2年の時に監督が(元G大阪の)岡村(宜城)監督になってDFラインからボールを回すようになった。それで自分も足元の技術が必要となって異常なほど自主練していたし、少しづつ上達することができたと思う。それが今につながっていると思う」

―大学での3年間を振り返ると?
「自分が思い描いてきたサッカー生活にはならなかった。特に昨年は本当にチームで何もしていない。こんな長いケガしたこともなかったので、全く満足はしていないです」

―ケガからのスタートとなってしまったが、今後どう1年間を過ごすか?
「自分としてはプロでプレーするためにはどのくらいのレベルが必要か、肌で感じてきている。そのレベルでプレーするために、プロを意識して1年間いい準備をしたい。チームとしてはこの1年を最後にサッカーを辞めるヤツもいる。みんなで楽しく、1日でも長くできるように、自分がチームを引っ張りたいです」(取材日:4月18日)

(取材・文 吉田太郎)

連載:
「College star voice」

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