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[高校MOM229]G大阪ユースFW石原雅仁(3年)_高度なプレーで決定機連発

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.29 JFAプリンスリーグ関西2部第4節 G大阪ユース 3-1 草津東高]

 何度も何度も決定機を作り続けた。この試合、ガンバ大阪ユースFW石原雅仁が刻んだゴールは決勝ゴールとなった2点目のみ。彼の放った6本のシュート中、GKとの1対1が4回もあったが、いずれもシュートはバーとGKによって阻まれた。

「決定力不足です」と彼は試合後に反省をしていたが、裏を返せば、それだけ石原は決定機を作りだしていたということ。シュートに至るまでの彼の動きは非常にシャープでかつ、イマジネーションに満ちていた。特に88分の決定機は、そのプレーの質の高さを表していた。
 鋭い縦パスに対し、「相手DFが後ろからガツガツ来ていたので、アウトで反転できると思った」と、アウトサイドを使ってワンタッチで前を向くと、そのままドリブルで中央突破。シュートはGKに阻まれたが、この一連の動きは見事で、完全に相手を手玉に取っていた。

「バイタルエリアでのバリエーションは、原口(拓人)と練習から取り組んでいる」と胸を張ったように、2トップを組む原口とのコンビネーションで、相手のマークに歪をもたらしたからこそ、多くの決定機を生み出すことができた。

「2部だけど、僕らには高円宮杯に出場できる可能性はある。これからはしっかりと決めて、勝っていきたい」。昨年の屈辱から這い上がるべく、名門の攻撃の最前線に立つ男が、ゴール量産を誓う。

(取材・文 安藤隆人)

特設:プリンスリーグ(U-18)2010
特設:プリンスリーグ関西
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