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[総体]米子北、佐賀学園を翻弄し7発大勝!

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[8.3 全国高校総体1回戦 佐賀学園0-7米子北 ユニバー記念補助競技場]

 平成27年度全国高校総体「2015君が創る 近畿総体」サッカー競技1回戦、ユニバー記念補助競技場での第1試合は、ともに11回目の出場となる佐賀学園高(佐賀)と米子北高(鳥取)の対戦。前半から得点を挙げ続けた米子北が大勝。2回戦で西武台高(埼玉)と対戦する。

 米子北の速いパス回しが佐賀学園を翻弄した。前半12分にこぼれ球を拾ったMF岡本悠太郎が右足で先制点を挙げると勢いが加速。同26分には岡本からのパスをMF江口大輝が、同30分には再びこぼれ球に反応した岡本がゴール。同32分にも岡本のアシストからFW谷口喬亮がシュートを決め前半で4得点。試合を決めた。

 佐賀学園は相手の速いボール回しに戸惑うかのように後手を踏んだ。どうしてもボールウオッチャーになりがちになり、それが米子北のプレーをさらにスムーズにさせているように見せた。後半に入っても流れは変わらない。後半7分、谷口からのボールを江口がダイレクトシュートで5点目。その7分後には途中交代したばかりのDF池澤裕翔からのボールをMF山室昂輝が叩き込んで6点目。そして同17分、MF白築健人からMF崎山誉斗の後半出場コンビが決めてダメ押し。試合全般を支配した結果だった。

 佐賀学園は、FW三宮捷が孤軍奮闘。サイドに張り出したり中央突破を狙ったりと個人で打開を図り、シュート数は5本。この5という数がそのままこの試合の佐賀学園の総シュート数になった。連係をはかって打開を試みたシーンもあったが、米子北のDF嶋田遼允(180センチ)、DF鶴ヶ久保哲太(182センチ)の大型CBに跳ね返された。

 3日の全試合中最多得点で勝利した米子北、高い連係スキルと守備力は今後の試合も期待させる完成度の高さだった。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 伊藤亮)
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