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[総体]米子北が無失点勝利で8強入り、準々決勝は立正大淞南との山陰勢対決に

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[8.5 全国高校総体3回戦 米子北高 2-0 明徳義塾高 いぶきの森]

 09年大会準優勝の米子北高(鳥取)が1年時から主力を担う180cmCB嶋田遼允やGK中原創太中心に無失点で8強進出を決めた。嶋田は「最後の代なので、いろいろな強い高校とやらせてもらっている経験を活かしたい。段々強いチームと戦って自信もついてきている。ここまで来たのは自分ひとりではなく、いろいろ周りに助けられているのもある。最後まで勝ち上がっていきたい」と力を込めた。

 2回戦では10年大会準々決勝で敗れている西武台高に2-1で雪辱勝利。その試合で負傷した主力CB鶴ヶ久保哲太が明徳義塾高戦を欠場したが、嶋田は下級生のCB池澤裕翔をよくリードしながら、自信を持つ空中戦の強さを存分に発揮して相手にチャンスらしいチャンスを作らせない。

 前半終了間際に連動した守備からFW谷口喬亮が先制点を奪った米子北は後半、サイド攻撃からチャンスを連発すると26分、SB田中宏旺の縦パスをDFラインの背後で収めたFW崎山誉斗が左足シュートを決めて2-0。明徳義塾MF三田村基俊のシュートにゴールを脅かされるシーンもあったが、「やられそうなシーンは多いけれど抑えることができている」(城市徳之監督)というチームは無失点で勝利した。

 準優勝した09年大会以来となるベスト4進出を懸けた準々決勝の対戦相手は同じ山陰勢の立正大淞南高(島根)。中国総体では4-5で敗れたが、プリンスリーグ中国では2-1でリベンジし、今年は1勝1敗だ。嶋田は「中国総体は決勝で負けて。点の取り合いになったのはDFの弱さだったりもある。プリンスでは勝ったけれど、敵も絶対に負けないという気持ちで来ると思う。それに負けないように受け身にならずやりたい」と意気込んだ。

(取材・文 吉田太郎)
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