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[総体]女子準決勝で女王・日ノ本学園が9-0大勝!4連覇へ王手!!

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[8.8 全国高校総体女子準決勝 鎮西学院高 0-9 日ノ本学園高 ユニバー記念競技場]

 平成27年度全国高校総体「2015 君が創る 近畿総体」女子サッカー競技(兵庫)は8日午前、準決勝を行い、大会3連覇中の日ノ本学園高(関西2/兵庫)が鎮西学院高(九州1/長崎)に9-0で大勝。4連覇へ王手をかけた。

 サイドを連係で崩す日ノ本学園に対して鎮西学院も、FW矢野アマンダ由嘉利とFW吉岡あなんを中心としたハイプレスを見せるなど積極的なサッカーで対抗。前線で存在感を示す矢野のキープ力やMF田中利奈のスピードなどを活かして攻め返す。11分には左サイドから繋いでMF山川紗香が右足シュートを放った。13分には日ノ本学園のFW目原莉奈のスピードに乗ったドリブルによってPAまでボールを運ばれたが、CB峰本結衣が懸命に阻止するなど、女王に食らいつく。

 だが、日ノ本学園は14分、左スローインから相手の背後を取ってPA中央へドリブルしたMF原優香がPA外の目原へ繋ぐ。コントロールした目原がマークを外しながら右足を振りぬくと、先制点となる一撃がゴールへ吸い込まれた。鎮西学院も17分、MF三本紗矢香とのパス交換から田中が右足ミドル。だが、日ノ本学園は19分、バイタルエリアで前を向いた原が目原とのワンツーで中央を突破し、そのまま右足シュートを決めた。

 鎮西学院はGK岩井七星の好守などで追加点を阻止していたが、日ノ本学園は34分に攻撃参加した左SB中田有紀がドリブルで中央まで運んで右足シュートをゴール左隅へねじ込む。日ノ本学園は前半アディショナルタイムにもコンビネーションから原が右足で決めて4-0とした。

 日ノ本学園は後半7分にも左CKを中央のMF藤尾きららが頭で決めて5点目。15分には右サイドを抜け出したMF平塚万貴がGKとの1対1から右足ループシュートを決めて6-0とした。さらに21分には右サイドのスルーパスでDFと入れ替わった藤尾がループシュートを決めて7-0。30分には交代出場のMF伊藤美玖が決め、34分にも原がハットトリックを達成するゴールを決めて9点差とした。やや隙を見せるシーンがあったDF陣もカバーリングや切り替えの速い守りで無失点で70分間を終えて9-0で快勝。女王が圧倒的な強さを示して4連覇へ前進した。

[写真]前半19分、日ノ本学園はMF原が右足シュートを決めて2-0

(取材・文 吉田太郎)
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