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後半ATに両チームがGK交代…“PK職人対決”は2人止めた帝京大可児を3人止めた徳島市立が破る

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PK戦を制し、歓喜に沸く徳島市立イレブン(写真協力=高校サッカー年鑑)

[7.27 総体2回戦 帝京大可児0-0(PK4-5)徳島市立 北谷公園陸上競技場(ローン)]

 令和元年度全国高校総体(インターハイ)「感動は無限大 南部九州総体2019」男子サッカー競技(沖縄)は27日、2回戦を行った。北谷公園陸上競技場(ローン)の第1試合では徳島市立高(徳島)と帝京大可児高(岐阜)が対戦。0-0からのPK戦の末、徳島市立が5-4で勝った。

 互いに決め手を欠き、スコアレスのまま後半アディショナルタイムに入ると、両ベンチが動いた。帝京大可児はGK安江翼(3年)に代えてGK牧田修希(3年)、徳島市立はGK中川真(3年)に代えてGK米田世波(3年)を投入。両チームがPK戦を見据え、GKを交代する異例の展開となった。

 そして試合は0-0のままタイムアップ。PK戦では先攻1人目、帝京大可児MF遠藤颯(2年)のキックを米田が止めると、徳島市立1人目のDF土田桜介(3年)も牧田に弾かれた。“PK戦要員”として投入された両GKがいきなりのセーブ。さらに米田は帝京大可児2人目のFW関根空(3年)も止める連続セーブを披露し、牧田は徳島市立3人目のMF平佑斗(3年)のキックを足で止めるファインセーブを見せた。

 3人目を終えて1-1の同点。その後は互いに成功が続き、迎えた7人目、先攻の帝京大可児はMF長谷川心大(2年)のキックが米田にキャッチされた。後攻の徳島市立は7人目のMF佐野博紀(3年)が落ち着いて決めて勝負あり。PK5-4で徳島市立が死闘を制した。

 26日の1回戦でも佐賀北(佐賀)をPK戦で下した徳島市立は2試合連続で0-0からPK戦を制し、16強入りを決めた。28日の3回戦では大分高(大分)と対戦する。

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