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10年以降のインハイ宮崎県代表成績_日章学園が16年に県勢の連敗止めて16強、18年には初の8強へ

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19年大会は日章学園高が出場。後半終了間際に追いつかれ、PK戦で初戦敗退に。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[2010年以降のインターハイ宮崎県代表校成績]

 2010年以降のインターハイ宮崎県代表は、全国大会での苦戦が続いた。10年から15年まで6年連続で初戦敗退。16年大会で日章学園高が県勢の連敗を8で止めてベスト16へ進出した。注目の2年生コンビ、MF佐藤颯汰(現北九州)とMF佐藤詩響(現流通経済大)やFW岩切拳心主将(現大阪体育大)らを擁していた日章学園は、東海大高輪台高(東京2)との初戦をFW山元泰志の決勝ヘッドによって1-0で勝利。2回戦では1年生MF河原淳(現阪南大)の決勝点によって松山工高(愛媛)に競り勝った。履正社高(大阪2)との3回戦では、後半33分に佐藤詩のFKからDF中武諒が同点ヘッド。PK戦に持ち込んだが、2-4で敗れている。

 佐藤颯が3年生だった17年大会は初戦で富山一高(富山)にPK戦で敗戦。だが、18年大会は初のベスト8へ進出する。仙台育英高(宮城)との初戦は後半アディショナルタイムに2年生FW鈴木陽介(現宮崎産業経営大)が同点ヘッド。PK戦では、後半にPK1本を止めているGK小原司(現大阪体育大)がここでも2本を止めて初戦を突破した。続く2回戦(対三重高)は、河原の先制ゴールとMF比嘉将貴主将(現鹿屋体育大)の直接FKによって2-0で勝利。3回戦は鈴木の先制点と河原の2発によって関東一高(東京1)に3-0で快勝した。準々決勝では鈴木と河原のゴールによって2度リードを奪ったものの、優勝校の山梨学院高(山梨)に追いつかれて逆転負け。それでも、これまでの最高成績16強を更新している。

 日章学園は左SB阿部稜汰(現明治大)が主将を務めた19年大会もPK戦で初戦敗退。CB玉城嵐士(現ホンダロックSC)が主将を務めた11年大会は、2年生FW藤岡浩介(元岡山、現テゲバジャーロ宮崎)が追撃ゴールを決めたが、四日市中央工高(三重)に競り負けた。12年大会も藤岡が先制ゴールを決めたが、高松商高(香川)にPK戦で敗戦。現在ポルトガルでプレーするMF菊池禎晃やFW村田航一(現水戸)が2年生だった13年大会は星稜高(石川)に0-1で競り負けている。

 10年と14年、15年は鵬翔高が出場。10年大会はFW白坂拓也主将(→福岡大)が追撃ゴールを決めたが、金光大阪高(大阪2)に競り負けた。12年度選手権優勝メンバーのFW北村知也(現熊本)が主将を務めた14年大会は、DF河野貴志(現北九州)が追撃ヘッドを決めたものの、広島皆実高(広島)に1-2で敗戦。1年生にFW宇津元伸弥(現宮崎産業経営大)がいた15年大会も初戦で日大藤沢高(神奈川2)に0-1で敗れている。

以下、10年以降のインターハイ宮崎県代表校成績 ※()内は出場回数

[2019年]
代表校:日章学園高(15)
2回戦 1-1(PK4-5)西京高(山口)

[2018年]
代表校:日章学園高(14)
1回戦 2-2(PK4-1)仙台育英高(宮城)
2回戦 2-0 三重高(三重1)
3回戦 3-0 関東一高(東京1)
準々決勝 2-3 山梨学院高(山梨)

[2017年]
代表校:日章学園高(13)
1回戦 1-1(PK2-4)富山一高(富山)

[2016年]
代表校:日章学園高(12)
1回戦 1-0 東海大高輪台高(東京2)
2回戦 2-1 松山工高(愛媛)
3回戦 1-1(PK2-4)履正社高(大阪2)

[2015年]
代表校:鵬翔高(11)
1回戦 0-1 日大藤沢高(神奈川2)

[2014年]
代表校:鵬翔高(10)
1回戦 1-2 広島皆実高(広島)

[2013年]
代表校:日章学園高(11)
1回戦 0-1 星稜高(石川)

[2012年]
代表校:日章学園高(10)
1回戦 2-2(PK2-4)高松商高(香川)

[2011年]
代表校:日章学園高(9)
1回戦 2-3 四日市中央工高(三重)

[2010年]
代表校:鵬翔高(9)
1回戦 1-2 金光大阪高(大阪2)

18年大会の日章学園高はエースFW河原淳中心にベスト8。(写真協力=高校サッカー年鑑)

日章学園高のエースとして活躍したFW佐藤颯汰。(写真協力=高校サッカー年鑑)

FW北村知也鵬翔高1年時に選手権で優勝を経験。3年時にはインターハイに出場した。(写真協力=高校サッカー年鑑)

※禁無断転載(C)高校サッカー年鑑、ゲキサカ


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