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[CL]C・ロナウド決勝弾!!レアルがラスト3分からの逆転劇でシティ下す

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の2012-13シーズンが18日、開幕し、欧州各地でグループリーグ第1節が行われた。レアル・マドリー(スペイン)、マンチェスター・シティ(イングランド)、ドルトムント(ドイツ)、アヤックス(オランダ)という4か国の昨季リーグ王者が同居した「死のD組」ではレアルがシティをホームに迎え、激しい打ち合いの末、レアルが3-2の逆転勝ちをおさめ、初戦を白星で飾った。

 立ち上がりからホームのレアルが攻勢に出た。前半9分、左サイドから中にカットインしたFWクリスティアーノ・ロナウドが右足を振り抜く。同12分にもC・ロナウドのシュート性のクロスにFWゴンサロ・イグアインが合わせたが、いずれもGKジョー・ハートの好セーブに阻まれた。

 その後もレアルが攻め立てるが、ゴールが遠い。前半40分、FWディ・マリアの右クロスに走り込んだイグアインが右足を伸ばして合わせるが、ゴール上へ。前半のボール支配率はレアルの74%に対し、シティは26%。シュート数も16本対1本と圧倒的な差が付いたが、ゴールを決め切れず、前半はスコアレスのまま折り返した。

 試合は後半に動く。先制したのはアウェーのシティだった。後半23分、カウンターからMFヤヤ・トゥレがドリブルで中央を駆け上がり、並走するFWジェコに横パス。5分前からピッチに入ってきた背番号10はPA内に入ったところで左足を振り抜き、GKイケル・カシージャスの逆を突く形でニアサイドを破った。

 まさかの先制点を許したレアルは後半28分、MFケディラ、イグアインをベンチに下げ、MFルカ・モドリッチ、FWカリム・ベンゼマを投入。すでにMFエジルも途中出場しており、一気に交代枠3枚を使い切って反撃に出た。すると後半31分、DFマルセロが左45度から豪快な右足ミドルを叩き込み、1-1の同点に追いついた。

 シティは後半40分、右45度の位置でFKを獲得。MFコラロフが左足でゴール前にシュート性のクロスを入れると、必死に滑り込んだMFシャビ・アロンソが伸ばした足もわずかに届かず、そのままゴール左隅にゴールイン。シティが終盤に2-1と勝ち越した。

 試合は終わらない。失点からわずか2分後の後半42分、レアルはディ・マリアからの縦パスを受けたベンゼマが鋭い反転から右足を一閃。鮮やかにゴール右隅にねじ込み、2-2の同点に追いついた。さらにドラマは続く。後半45分、C・ロナウドが左サイドから中に切れ込み、DFサバレタをかわして右足を振り抜くと、DFコンパニがブラインドとなってGKハートは反応し切れず、劇的な勝ち越しゴールが生まれた。

 終盤の激しい点の取り合いを制し、3-2で逆転勝ちしたレアル。スペイン王者対イングランド王者による注目の一戦で勝ち点3をもぎ取り、「死の組」で白星発進した。


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