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[CL]チェルシー、ラミレス2発などでステアウアに快勝

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ピッチ状態に苦しみながらも4得点

 チャンピオンズリーグ・グループステージ第2節のステアウア・ブカレスト対チェルシーの一戦が1日行われ、アウェーのチェルシーが4-0で勝利を収めた。

 ともに初戦を落としており、どうしても勝ち点3が欲しい第2戦。まずはチェルシーが先制点をうかがう。開始3分、シュールレが左サイドから中央に持ち込んでシュートを放つと、DFに当たったこぼれ球をマタが拾って折り返し、もう一度シュールレがシュート。マタに引き付けられたGKはゴールを空けていたが、DFが弾き出して難を逃れた。

 早々とピンチを迎えたステアウアだが、その後は格上相手に積極的な姿勢を見せ、決定機には至らないながらもポゼッションでチェルシーを上回る。ピッチコンディションの悪さも手伝って思い通りに攻められないチェルシーにはアクシデントも発生。滑りやすい芝に足を取られたF・トーレスが足を痛め、11分で早くもエトーとの交代を余儀なくされた。

 その後もステアウアがボールを持つ展開は続き、思わぬ劣勢を強いられていたチェルシーだが、流れに反して19分には先制点を奪う。速攻から左サイドのシュールレが縦に仕掛けて中央へクロス。ワントラップを入れたエトーのシュートは当たり損ねとなったが、良い位置に上がってきていたラミレスがこれを逃さず、ゴール前にこぼれたボールを蹴り込んだ。

 先制して余裕を取り戻したチェルシーは、良い形で組み立ててステアウアゴールに迫る形が増え始める。相変わらずピッチ状態に苦戦してパスがつながらない場面もあったが、落ち着いて試合を進めると、前半終了間際に大きな2点目を奪うことに成功する。

 44分、カウンターからマタのスルーパスを受けて抜け出したエトーがペナルティーエリア内でDFを一人かわしてシュート。GKタタルシャヌが反応してセーブしたが、弾いたボールは勢い良く戻ってきていたゲオルギエフスキの足に当たってゴールに収まり、チェルシーが2点差に突き放して前半を折り返した。

 追い詰められたステアウアは後半開始時に2人を交代。カペタノス、レアンドロ・タトゥと攻撃的な選手を投入して打開を図ったが、チェルシーの優勢は変わらず。何度かのチャンスを経て、55分には3点目のゴールが生まれる。

 たびたび積極的なドリブル突破を仕掛けていたシュールレが左サイドのハーフウェイライン付近で相手をかわし、そのまま前線へ。マイナスのパスをペナルティーエリア手前で受けたオスカルが絶妙なタイミングで右に流すと、ここに走り込んだラミレスが強烈なシュートで自身2点目を叩き込んだ。

 58分には攻撃参加したイバノビッチとオスカルで右サイドを崩し、最後はマタが4点目を狙ったがボールは強烈にポストを直撃。チェルシーはその後もオスカルやシュールレ、エトーなどが惜しい形でシュートを放ち、攻撃的姿勢を維持し続けた。

 ステアウアもタナセのループ気味のシュートや、73分のスタンチュの2本立て続けのシュートなどでチェフを襲うも、反撃は実らず。終盤にもタナセのミドルやその後のCKなどでチェルシーのゴールに迫ったが、一矢報いることはできなかった。

 締めくくりは90分、ランパードが4点目。ショートカウンターからエトーが左サイドに抜け出し、エリア内逆サイドのウィリアンにボールを送ると、ウィリアンが丁寧に落としたボールを正確なミドルでゴール左隅に蹴り込んだ。

 アウェーでの快勝で1勝1敗としたチェルシーは、この後第3節、第4節でシャルケとの連戦を迎える。


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