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[CL]シティが敵地でローマ撃破し逆転GL突破、ローマは3位でELへ

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[12.10 欧州CLグループリーグ第6節 ローマ0-2マンチェスター・C]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は10日、グループリーグ第6節2日目を各地で行った。E組のマンチェスター・シティ(イングランド)は敵地でローマ(イタリア)を2-0で下した。この結果、勝ち点を8に伸ばしたマンCが、2位でグループリーグ突破を決めた。

 最終節を迎えた。この日を終えれば、決勝トーナメントに進出するすべてのチームが出そろうことになる。E組はバイエルン(ドイツ)が1位抜けを早々に決めているが、残り1枠をかけた戦いは大混戦。勝ち点5で3チームが並んだ状態で最終節を迎えた。

 CSKAモスクワ(ロシア)が勝ち上がるためには、敵地でバイエルン相手に勝利をおさめなければならない。そのため、直接対決となるローマとマンチェスター・Cの勝者が勝ち上がりを決めるとみられていた。なお、両チームの第2節の直接対決は1-1のドロー。よって、0-0のドローであればローマ、1-1以上のドローであればグループ内の得失点差で上回るマンCが勝ち上がることになっていた。

 試合の入りはローマが良かった。ただマンCは落ち着いてローマの攻撃をかわし続ける。20分にはカウンターからFWジェルビーニョがゴール前まで持ち込むが、シュートはわずかに左に外れる。そのあとにもMFラジャ・ナインゴランのロングパスでジェルビーニョが抜け出すが、これもシュートが上手くミートしなかった。

 スコアレスで折り返した両チーム。他会場ではバイエルンが1-0で折り返したため、このままいけばローマが2位抜けを決めることになる。しかしマンCは後半15分、ついにローマゴールをこじ開ける。左サイドからMFサミル・ナスリが持ち込むと、そのままシュート。右足から放たれたボールは左ポストを叩きながら、ゴールネットを揺らした。

 もう勝つしかなくなったローマは攻めるしかない。ただ後半21分にMFアデム・リャイッチがエリア内で切り返して決定機を作るが、シュートは枠を捕えきれない。同27分にはFKをDFコスタス・マノラスが頭で合わせるが、シュートは無情にもポストに嫌われた。

 ローマはリャイッチ、FWフランチェスコ・トッティを下げて前線をフレッシュにする。後半33分にはマイコンに代えてMFアレッサンドロ・フロレンツィを投入し勝負に出る。ただシティは慌てない。後半41分、エリア内で受けたナスリの横パスをDFパブロ・サバレタが流し込み、勝利を決定づけた。

 同組もう1試合は後半にも追加点を上げたバイエルンが3-0で勝利。これにより、ローマとCSKAモスクワは勝ち点で並んだが、直接対決の結果により、ローマが3位でヨーロッパリーグに進むことになった。


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