beacon

CL決勝直前…“攻撃のバルサVS守備のユーベ”と見るエジル

このエントリーをはてなブックマークに追加

 アーセナルのMFメスト・エジルが5日、ドイツ・ベルリンにアディダスがオープンしたフットボール拠点「adidas FOOTBALL THE BASE」で行われたイベントに参加し、世界中から集まった報道陣の取材に応じた。

 アディダスから新たに発表されたフットボールスパイクの「ACE(エース)」を着用するエジルは現代フットボールのトレンドについて「ピッチ上のプレースピードがどんどん速くなり、判断のスピードもこれまで以上に求められている。次に何が起こるか、常に予測しながらプレーすることが大事なんだ」と語る。

「自分はプレーメーカーだと思っている」と話すエジル。自らゲームを創り出し、ピッチを支配するエースプレイヤーのための「ACE」については「足にフィットするし、ボールコントロールがパーフェクトなので気に入っているよ。僕は正確なパスに責任を持たないといけないからね」と絶賛した。

 6日にはベルリンのオリンピアシュタディオンでUEFAチャンピオンズリーグ決勝が行われ、バルセロナ(スペイン)とユベントス(イタリア)が頂点を争う。アーセナルを含め、3チームが決勝トーナメントに勝ち残っていたイングランド勢だが、すべてベスト16で全滅した。

「イングランドのチームには運もなかったね。ドイツ、スペイン、イングランドの3つのリーグはとてもレベルが高い。でも、ドイツとスペインでトップレベルにあるのは2チーム程度だが、イングランドには6、7チームが同じようなレベルにある。将来、イングランドのチームが上がってくるのは間違いないよ」と語っていた。

 また、チャンピオンズリーグ決勝については「個人的にとても興味深い試合だ」と述べ、「バルセロナは強力な攻撃陣を擁しているが、ユベントスの守備はとても堅い。どちらが試合を支配し、最終的な勝者になるかを見てみよう」と、“攻撃のバルセロナ対守備のユベントス”と位置付けていた。

(取材・文 西山紘平)

●欧州CL14-15特集

TOP