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トッティ、ベルナベウのスタンディングオベーションに感動「サッカーに多くをもたらしたということ」

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 今季終了後のことは分からない。だが、この日を忘れないことは確かだろう。8日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグで、敵地サンチャゴ・ベルナベウでスタンディングオベーションにより敬意を表されたローマFWフランチェスコ・トッティが感動している。

 ルチアーノ・スパレッティ監督の下で出場機会に恵まれず、契約が満了する今季終了後の去就も騒がしいトッティは、チームが2点を失って敗退濃厚となった74分、FWステファン・エル・シャーラウィとの交代でベルナベウのピッチに立った。

 すると、かつてアレッサンドロ・デル・ピエロ氏やアンドレア・ピルロといった「レジェンド」たちにも見せたように、ベルナベウの観客たちは立ち上がってトッティに拍手を送り、ローマの偉大な背番号10を称賛している。

 トッティは試合後、イタリア『メディアセット』のインタビューで、次のように喜びを表した。

「とても感動したよ。ここではとても素晴らしい思い出を経験してきた。自分がサッカーに多くをもたらしたということだね。素晴らしいスタジアムが感謝してくれたということだ。今夜は何が足りなかったか? いろいろだけど、今はこの瞬間を楽しみたい」

 進退については「様子をみよう」と述べるにとどまったトッティ。「ローマの王子」が選手として再びCLの舞台、そしてベルナベウに戻ってくることはあるのだろうか。


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