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レアルDF、10試合連続失点に「データに意味はない」「未来の糧になる試合」と前向き

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3失点を喫した敵地でのレギア戦を振り返るDFラファエル・バラン

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループF第4節が2日に行われ、レアル・マドリーは敵地でレギア・ワルシャワと対戦し、3-3で引き分けた。勝ち点1を積み上げるのにとどまったことで、決勝トーナメントへの進出決定は次節以降に持ち越しとなった。

 レアルはホームで開催された第3節で5-1と大勝した相手に、アウェーでなんとか敗戦を免れた。ディフェンスリーダーのDFセルヒオ・ラモスをケガで欠いたことで守備面の問題が浮き彫りになってしまった。センターバックとして先発フル出場したフランス代表DFラファエル・バランは、『オンダ・セロ』のインタビューに対して「良い試合にはならなかった」と、格下相手に苦戦を強いられたと認めている。

「守備、攻撃とチーム全体でもっと良いプレーができたはずだ。今日は未来への糧となる試合だったと思う」

 レアルはラモスだけでなく、DFペペやDFマルセロ、MFカゼミーロなど、守備陣にケガ人が続出している。この影響は結果でも表れていて、レギア・ワルシャワ戦の失点により、公式戦10試合連続でクリーンシートを逃す形となってしまった。もっとも、バランはそういったデータをあまり気にせずに、チーム全体の課題を指摘している。

「(10試合連続失点について)そういうデータは意味がないと思う。いずれにしろ、懸命に仕事に励まなければならない。今日の試合は、インテンシティーや集中力を切らすべきではないという教訓になったはずだ。その点を改善しなければならないし、そうできなければどんな相手にも苦戦を強いられてしまう」

 さらにバランはプレー強度とも言い換えられるインテンシティーをいかにして高めていくのか、練習の重要性と試合でのチームの姿勢について、自身の考えを次のように述べた。

「インテンシティーを発揮する練習があるのは、チーム全体でそうしなければならないからだ。誰かのインテンシティーが高くて、その次に違う誰かがそうなって……、なんてまったく効果がないからね。そして試合では、戦う姿勢としてのインテンシティーがある。自分たちが相手を圧倒し、主導権を握るためにね」

 高い身体能力や優れた守備能力だけでなく、若さに似合わぬ強い責任感やリーダーシップも併せ持つバラン。ラモスとペペというベテラン2人が不在の状況下で、課題を改善して守備を安定させられるのか、注目が集まる。

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