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マンCが開幕連勝で単独首位に、アグエロはPK失敗で“大記録”持ち越し

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先制ミドルを叩き込んだマンチェスター・CのMFケビン・デ・ブライネ

[9.26 欧州CLグループリーグ第2節 マンチェスター・C2-0シャフタール]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は26日、グループリーグ第2節を行い、F組のマンチェスター・シティ(イングランド)はホームでシャフタール(ウクライナ)を2-0で下し、開幕2連勝を飾った。

 グループリーグ第1節でシティはフェイエノールト(オランダ)に4-0、シャフタールはナポリ(イタリア)に2-1で勝利。互いに開幕連勝を目指した。シティはフェイエノールト戦から先発2人を変更。システムも3-1-4-2から4-1-2-3に変更し、左サイドバックにMFファビアン・デルフ、左ウイングにMFレロイ・サネが入った。

 先にチャンスをつくったのは、直近のプレミアリーグ3試合で16得点0失点という驚異的な戦績を残しているシティ。前半7分、FWカブリエル・ジェズスのクロスからMFダビド・シルバがチャンスを迎え、同8分にもMFケビン・デ・ブライネのパスに反応したFWセルヒオ・アグエロがボレーシュートを放った。

 しかし、これらの好機にいずれも決め切れず、シャフタールも決定機をつくる。MFフレッジが前線に駆け上がり、そのままゴール前へ。GKと1対1を迎えるかというところで、古巣対戦となったMFフェルナンジーニョに間一髪でクリアされた。

 シティは前半30分、中盤でジェズスがボールを奪い、左サイドを抜け出したデ・ブルイネにパス。相手DFを振り切って左足でシュートを放ったが、ボールは惜しくもゴール左に外れた。アウェーながらしぶとく戦うシャフタールも前半40分、敵陣右サイドでFKを獲得。DFヤロスラフ・ラキツキーが左足でゴール前に蹴り込み、DFイバン・オルデツが頭で合わせたが、うまくミートできなかった。

 0-0のまま折り返した後半3分、ついにシティが均衡を破る。シャフタールのパスミスを見逃さず、デ・ブルイネが中盤でインターセプト。そのままシルバにつなぎ、左サイドを突破すると、いったんは相手DFに阻まれたが、マイナス方向にパスを送り、再びボールを受けたデ・ブルイネがミドルレンジから右足を振り抜いた。これがゴール右隅に突き刺さり、先制点。リードを奪ったシティは後半9分、ジェズスに代えてFWラーヒム・スターリングを投入した。

 後半26分、シティはカウンターからサネがPA内を突破すると、オルデツに倒され、PKを獲得する。キッカーを務めたのは、あと1点で公式戦177得点のクラブ記録に並ぶFWセルヒオ・アグエロ。ところが、ゴール左を狙ったキックはGKに横っ飛びで阻まれ、記録達成は持ち越しとなった。

 その後は運動量が落ちてきたシャフタールに対し、完全にシティが主導権を握る。すると後半45分、中盤でボールを持ったスターリングが右サイドにスルーパス。途中出場のMFベルナルド・シルバが中央に折り返し、長い距離を走り込んだスターリングがダイレクトで合わせ、試合を決定づける2点目を叩き込んだ。2-0で快勝したシティは2試合連続の完封勝利。開幕2連勝でF組単独首位に立った。

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