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スポルティングが先制もトッテナムが追い付き、1-1ドロー決着…日本代表MF守田英正は後半途中に負傷交代

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日本代表MF守田英正

[10.26 欧州CLグループD第5節 トッテナム 1-1 スポルティング]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は26日、各地でグループリーグ第5節を開催した。D組首位・トッテナム(イングランド)と日本代表MF守田英正が所属する3位・スポルティング(ポルトガル)の一戦。試合は、1-1で勝ち点1を分け合っている。守田はスタートのピッチに立つも、後半17分に負傷交代となった。

 ここまで2勝1分1敗の勝ち点7で首位を走るトッテナムと1ポイント差でその背中を追うスポルティング。9月13日に行われた前回対戦では、スポルティングが試合終了間際の2発でトッテナムを下している。決勝トーナメント進出へ勝利が欲しい両チーム。試合はともに慎重な入りとなった。

 立ち上がりから互いに決定機を作れないまま迎えた前半20分。スポルティングは、右サイドでボールを受けたMFペドロ・ポロがゴール前へ鋭いクロスを送ると、走り込んで来たFWパウリーニョが合わせる。ただ、シュートは枠を捉えることができなかった。

 それでも前半22分にスポルティングが先制。最終ラインから中盤のMF{マーカス・エドワーズ}}にボールが入ると、フリック気味に一列前のパウリーニョへ。ワンタッチで再びボールを受けたエドワーズがピッチ中央をドリブルで持ち運ぶと、ボックス手前から左足を振り抜き、ゴール右隅に流し込んだ。

 1点を追うトッテナムは前半38分、左サイド高い位置でボールを受けたMFソン・フンミンがドリブルで仕掛けてペナルティーエリア内に侵入。カットインから右足で放つも、シュートコースが甘く、スポルティングのGKアントニオ・アダンに難なく処理された。

 ゴール前で決定的なシーンを作り出せないトッテナム。すると、スポルティングが前半41分に再びゴールネットを揺らした。右サイドでコーナーキックを得ると、マーカスが入れたボールをニアサイドでDFマテウス・レイスが頭で逸らす。最後はファーサイドから飛び込んだDFセバスティアン・コアテスが押し込んだ。しかし、頭で突き刺したかと思われたシュートはハンドの判定。ゴールは認められなかった。

 1点ビハインドで前半を折り返したトッテナムは、後半開始から同点に向けて攻勢を強める。同6分には、自陣でボールを奪うと、そこから素早くカウンターへ。FWハリー・ケイン、ソンと絡むと、最後はボックス内左で受けたMFピエール・エミール・ホイビュアがクロスを狙ったが、アントニオが体を伸ばして遮断。この攻撃を機にトッテナムは、立て続けにスポルティングゴールに迫ったが、ことごとくアントニオに弾き出された。

 後半15分には、スポルティングにアクシデント。ここまで前線で攻撃にアクセントを加えていた守田が座り込んでしまう。左のふくらはぎを気にする様子で、同17分にピッチを後にした。その後もトッテナムの猛攻を凌ぐスポルティング。後半31分にはカウンターから好機を迎えるも、MFアルトゥール・ゴミスのスルーパスに抜け出したFWフラビオ・ナジーニョのシュートは、トッテナムのGKウーゴ・ロリスが鋭い反応を見せてストップした。

 立て続けのピンチをビッグセーブで救ったロリス。すると、トッテナムが後半35分に試合を振り出しに戻した。トッテナムは、右サイドでコーナーキックを得ると、MFイバン・ペリシッチのボールにMFロドリゴ・ベンタンクールがヘディングシュート。ここまで好守を見せていたアントニオに競り勝つようにゴールを奪った。

 試合終盤にかけてさらに攻撃の手を強めたトッテナムだが、2点目が遠い。スポルティングも決定打を放ったが、こちらはロリスが立ちはだかった。後半アディショナルタイム5分には、ケインがゴールネットを揺らすも、オフサイドの判定。互いに勝利を目指した一戦は、1-1のドローで勝ち点1を分け合った。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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