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旗手怜央のパスミスからカウンター被弾…CL未勝利続くセルティック、シャフタールに追いつかれF組最下位決定

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MF旗手怜央のシュートブロック及ばず失点

[10.25 欧州CLグループF セルティック1-1シャフタール]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は25日、グループリーグ第5節を各地で行い、日本人4選手が所属するセルティック(スコットランド)はシャフタール(ウクライナ)と1ー1で引き分けた。FW古橋亨梧とMF旗手怜央が先発し、ベンチスタートのFW前田大然は古橋と入れ違いに後半21分から出場。MF井手口陽介はメンバーから外れた。

 ここまでの4試合は1分3敗に終わり、すでにグループリーグ敗退が決まっていた最下位セルティック。今節はUEFAヨーロッパリーグプレーオフに回る3位に入るべく、勝ち点4差の3位シャフタールとの直接対決に臨んだ。

 アンジェ・ポステコグルー監督は4-4-2のシステムを採用し、古橋は2トップ、旗手はボランチの一角での起用。立ち上がりからセルティックがボールを握る中、旗手は中盤低めにも顔を出してゲームメークを担当し、古橋はトップ下のような位置から時折サイドに流れつつ、ボールを循環させる役割を担っていた。また相手のボール保持にはハイプレッシャーをかけ、前線で古橋がボールを奪えそうな場面もあった。

 なかなか試合は動かなかったが、前半34分にセルティックが先手を取った。最終ラインを起点としたビルドアップから左サイドのMFセアド・ハクサバノビッチがボールを引き出し、縦へと突破を見せると、ゴールライン際までえぐってグラウンダークロスを供給。これに合わせたMFリエル・アバダのシュートは相手DFにブロックされたが、こぼれ球をFWゲオルギオス・ジャコウマキスが力強い左足シュートで叩き込んだ。

 そのまま迎えた後半はシャフタールが優勢。すると後半13分、セルティックは浮き球を受けた旗手の縦パスミスからカウンターを受けた。局面で細かくつながれてオープンな左のスペースにボールを運ばれると、フリーで持ち上がったMFミハイロ・ムドリクがカットインから強烈なシュート。これが一直線にゴールに突き刺さり、1-1の同点となった。

 後半21分、セルティックは古橋ら3選手を下げ、FW前田大然を含む3選手がピッチへ。旗手が2トップの一角に移り、前田は左サイドハーフに入った。同24分、さっそく前田が左サイドで自慢のスピードを見せ、スルーパスに抜け出す形でゴールライン際まで突破。折り返しのパスは相手にクリアされたが、さっそく決定的なシーンをつくった。

 後半26分には相手のカウンターを受け、GKジョー・ハートもかわされる危機的なシーンをつくられたセルティックだが、相手のトラップミスに助けられて命拾い。同39分には旗手も交代でピッチを後にした。同アディショナルタイム1分には前田のヘディングパスから決定機を迎えたが、味方のファウルで攻撃は終了。そのままタイムアップを迎え、今大会初白星を逃したセルティックは11月2日の最終節レアル・マドリー戦を待たずに最下位フィニッシュが決まった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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