UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は2日、各地でグループリーグ第4節2日目を行った。

　A組では、MF宇佐美貴史の所属するバイエルンがFWマリオ・ゴメスのハットトリックの活躍でナポリに3-2で競り勝ち、首位をキープした。マンチェスター・Cは敵地でビジャレアルに3-0で快勝。「死の組」は3勝1分で勝ち点を10に伸ばしたバイエルンが一歩抜け出し、勝ち点7に伸ばしたマンチェスター・Cが2位に浮上した。なお、宇佐美はベンチ外だった。

　B組では、DF長友佑都が右ふくらはぎ痛のため欠場したインテルがホームでリールに2-1で競り勝ち、3連勝で首位を守った。CSKAモスクワはアウェーでトラブゾンシュポルとスコアレスドロー。両チームが勝ち点を5に伸ばし、勝ち点9のインテルを追う展開となっている。なお、CSKAモスクワのMF本田圭佑は故障のため欠場している。

　C組ではマンチェスター・Uがオテルル・ガラチに2-0で快勝した。前半8分、FWベルバトフのスルーパスからDFジョーンズが右サイドを抜け出し、ゴール前に折り返すと、ニアでつぶれたFWオーウェンの背後から詰めたMFバレンシアが先制点。その後はなかなか追加点を奪えなかったが、後半42分にMFパク・チソンのドリブル突破から最後はFWルーニーのミドルシュートがDFの足に当たってコースが変わるラッキーなゴールで試合を決定付けた。首位・ベンフィカがホームでバーゼルと1-1で引き分けたため、マンチェスター・Uとベンフィカが勝ち点8で並び、グループリーグ突破に前進した。

　D組では、レアル・マドリーがアウェーでリヨンを2-0で下し、全グループで唯一の4連勝を飾り、決勝トーナメント進出を決めた。前半24分、MFクリスティアーノ・ロナウドの直接FKで先制すると、後半24分にもC・ロナウドが自ら倒されて獲得したPKをゴール正面に決め、2得点。無傷の4連勝となったR・マドリーは4試合で10得点無失点という完璧な成績で、2試合を残してグループリーグ突破が決まった。

以下、グループリーグ第4節2日目結果

[A組]
ビジャレアル 0-3 マンチェスター・C
[マ]ヤヤ・トゥレ2(30分、71分)、バロテッリ(45分+3)

バイエルン 3-2 ナポリ
[バ]ゴメス3(17分、23分、42分)
[ナ]フェルナンデス2(45分、79分)

[B組]
インテル 2-1 リール
[イ]サムエル(18分)、ミリート(65分)
[リ]デ・メロ(83分)

トラブゾンシュポル 0-0 CSKAモスクワ

[C組]
ベンフィカ 1-1 バーゼル
[ベ]ロドリゴ(4分)
[バ]フッゲル(64分)

マンチェスター・U 2-0 オテルル・ガラチ
[マ]バレンシア(8分)、ルーニー(87分)

[D組]
アヤックス 4-0 ディナモ・ザグレブ
[ア]ファン・デル・ビール(20分)、スレイマニ(25分)、デ・ヨング(65分)、ロデイロ(90分+2)

リヨン 0-2 R・マドリー
[R]C・ロナウド2(24分、69分)

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