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[CL]終盤にドラマ…インテルはロスタイムに失点し、8強入り逃す

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は13日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテル(イタリア)はマルセイユ(フランス)と対戦。後半30分にミリートのゴールで先制したインテルだったが、後半ロスタイムにまさかの失点。直後のプレーでPKを獲得し、第2戦は2-1で勝利したが、2戦合計2-2、アウェーゴールの差でマルセイユが準々決勝に進出した。

 敵地での第1戦ではまさかの後半ロスタイム、ラストワンプレーで失点し、0-1敗戦を喫してしまったインテル。9日のリーグ・キエーボ戦で公式戦未勝利を10でストップさせて、士気上がるインテルは、序盤、右サイドからの攻撃を中心にマルセイユゴールに迫る。

 前半8分、右サイドを駆け上がったDFサネッティがドリブルでペナルティーエリア内に侵入し、マイナスにクロスボールを送る。DFに当たりコースが変わったボールが、ゴール正面のMFスナイデルの足元にこぼれる。スナイデルは、すかさず右足で強烈シュートを放つが、DFアル・ディアラに当たってコースが変わってしまい、GKスティーブ・マンダンダの正面に飛んでしまう。

 さらに11分、右サイドからのCKのこぼれ球を中央で拾った長友が再度、右サイドのスナイデルにパス。スナイデルがゴール前に鋭いクロスを送ると、中でFWミリートが胸で押し込む。しかしこれもGKのセーブに遭ってしまい、インテルは先制のチャンスを逃してしまう。

 チャンスは作るものの、最後のところでマルセイユゴールを割れないインテル。長友も前半21分、後方からの浮き球パスに反応し、ゴール前に侵入するが、競り合ったDFを倒してしまい、ファウルの判定を受けてしまう。試合を優位に進めたインテルだったが、マルセイユに上手く守られ、前半を0-0で折り返した。

 何としても1点をもぎ取り、2試合合計スコアを振り出しに戻したいインテルだったが、後半13分、負傷からかスナイデルがMFジョエル・チュクマ・オビとの交代を余儀なくされてしまう。さらにインテルはFWフォルランに代えてFWジャンパオロ・パッツィーニを投入した。

 しかし後半30分、待望の先制点がインテルに転がり込む。左サイドからのCKを、直前にMFアンドレア・ポリに代わり投入されたMFカンビアッソがゴール前に蹴り入れる。ボールは競り合いの中こぼれるが、ゴール前の混戦の中、パッツィーニがシュート。一度はGKに弾かれるも、再度混戦の中、左側にいたミリートが押し込んだ。

 さらに押し込むインテル。しかし後半43分、ゴール正面の絶好の位置で得たFKをDFマイコンが直接狙うが枠を大きく外れた。

 すると延長戦も見えかけた後半ロスタイム2分。インテルは一瞬の隙を突かれる。GKマンダンダからのロングフィードをFWブランドンがゴール前で受ける。DFに付かれるもペナルティーアーク付近から左足を振りぬく。ボールはゴール中央に突き刺さり、なんとマルセイユが同点に追いつく。

 インテルは直後のプレーでPKを獲得。パッツィーニが決めるが、アウェーゴールの差で及ばず、決勝T1回戦で敗退となった。

【決勝トーナメント1回戦】
[第2戦]
(3月13日)
インテル 2-1 マルセイユ☆
[イ]ディエゴ・ミリート(75分)、ジャンパオロ・パッツィーニ(90分+6)
[マ]ブランドン(90分+2)
※2戦合計2-2、アウェーゴールでマルセイユが準々決勝進出


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