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[CL]公式戦2戦連続の7発!!バイエルンが怒涛のゴールラッシュで2季ぶり8強へ

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は13日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行った。バイエルン(ドイツ)はホームでバーゼル(スイス)に7-0で大勝。2試合合計7-1とし、逆転で2シーズンぶりのベスト8進出を決めた。なお、MF宇佐美貴史は公式戦5試合連続でベンチ外だった。

 敵地での第1戦を0-1で落としていたバイエルンだが、10日のブンデスリーガでホッフェンハイムに7-1と大勝した勢いに乗り、開始早々に2戦合計スコアで試合を振り出しに戻した。前半11分、MFクロースがミドルシュートを狙うと、DFに当たったボールがPA内に走り込んでいたFWロッベンの目の前にこぼれる。これを落ち着いて左足でゴール右隅に流し込んだ。

 立ち上がりの先制点で2試合合計1-1に追いついたバイエルンはその後も試合の主導権を握り続ける。バーゼルは前半35分、DFシュタインヘファーのクロスにFWシュトレラーがヘディングで合わせ、ようやくチャンスをつくった。同40分には左クロスからFWアレクサンダー・フライが右足でシュート。しかし、いずれもゴールを大きく外れ、枠を捉え切れなかった。

 すると前半42分、バイエルンは中盤で相手のミスパスをインターセプトしたMFリベリが右サイドに大きく展開。ロッベンが左足に持ち替えてクロスボールを上げると、ニアサイドに走り込んだMFトーマス・ミュラーが右足で合わせ、追加点を奪った。2-0、2試合合計で2-1と“逆転”に成功すると、同44分にはクロースの左45度からのFKをファーサイドのDFバトシュトバーが右足で折り返し、ゴール前に詰めたFWマリオ・ゴメスが押し込んだ。

 3-0、2戦合計3-1と突き放し、前半を折り返したバイエルン。後半も開始早々に試合を決定づけるゴールを奪った。後半5分、ドリブルで左サイドを突破したリベリの折り返しにゴメスが左足で合わせ、4-0。2戦合計4-1とし、3点を奪われない限り勝ち抜けという状況にまで持ち込んだ。

 後半16分にはPA内で仕掛けたリベリが個人技でDFを振り切り、左クロス。フリーのゴメスが難なくヘディングで合わせ、ハットトリックを達成した。今季の欧州CLではグループリーグ第4節のナポリ戦(3-2)に続く2度目の1試合3得点。リーグ戦を含めると、ホッフェンハイム戦に続いて公式戦2試合連続のハットトリックで、今シーズン通算5度目となった。

 後半22分にも再びリベリの突破からゴメスが4点目。左サイドからリベリがドリブルで切れ込み、マイナスの折り返しをゴメスが左足で流し込んだ。後半25分にはホッフェンハイム戦で長期離脱から復帰したMFシュバインシュタイガーを投入。すると同36分、シュバインシュタイガーのスルーパスに反応したロッベンがGKもかわして無人のゴールに流し込み、ゴールラッシュを締めくくった。

 7-0、2戦合計スコアは7-1で準々決勝に駒を進めたバイエルン。昨季はラウンド16でインテル(イタリア)に屈したが、10日のホッフェンハイム戦に続いて公式戦2試合連続で7得点を挙げる会心の勝利でドイツ勢最後の砦を守った。

【決勝トーナメント1回戦】
[第2戦]
(3月13日)
☆バイエルン 7-0 バーゼル
[バイ]アリエン・ロッベン2(11分、81分)、トーマス・ミュラー(42分)、マリオ・ゴメス4(44分、50分、61分、67分)
※2戦合計7-1でバイエルンが準々決勝進出


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