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[CL]本田欠場のCSKAは2季ぶり8強ならず…レアルがC・ロナウド2発などで快勝

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は14日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行い、レアル・マドリー(スペイン)はホームでMF本田圭佑の所属するCSKAモスクワ(ロシア)と対戦した。本田が左太腿痛の影響で欠場した試合は前半26分、FWイグアインのゴールでR・マドリーが先制。後半にもFWクリスティアーノ・ロナウドの2得点などで3点を追加し、4-1で快勝した。2試合合計スコアは5-2。R・マドリーが2シーズン連続の8強入りを決めた。

 ホームでの第1戦、後半ロスタイムの劇的な同点ゴールで1-1の引き分けに持ち込んだCSKAモスクワは敵地に乗り込んでの第2戦も積極的な入りを見せた。前半8分、MFジャゴエフのスルーパスからFWドゥンビアがシュート。同13分にもMFムサの折り返しにドゥンビアが飛び込むなどゴール前に迫るシーンをつくった。

 3日のゼニト戦で左太腿を痛め、負傷交代した本田は9日のディナモ・モスクワ戦でも先制点をアシストしながらハーフタイムに交代。R・マドリー戦に向けた練習にも参加せず、スペインの病院で検査を受けるなど出場の可能性を模索してきたが、R・マドリーの本拠地、サンチャゴ・ベルナベウのピッチに立つことはできなかった。

 本田不在のCSKAモスクワに対し、静かな立ち上がりを見せていたR・マドリーも徐々にエンジンをかける。前半18分、C・ロナウドが個人技で左サイドを突破し、ゴール前に折り返すと、DFがクリアしたこぼれ球をMFカカがシュート。これはわずかにゴール左に外れたが、同26分、ついに均衡を破った。

 PA内右でボールを持ったMFケディラのクロスにカカがオフサイドラインぎりぎりから抜け出し、左から折り返したボールをイグアインが押し込む。待望の先制点で2戦合計2-1と勝ち越しに成功した。

 後半はR・マドリーの一方的な試合展開となる。後半10分、C・ロナウドがゴールまで約30mの距離から右足を一閃。無回転のブレ球ミドルがGKのファンブルを誘い、2-0、2戦合計3-1と突き放した。さらに後半25分、ピッチに入ったばかりのFWベンゼマがダメ押しゴールを決める。MFエジルのスルーパスに抜け出し、一度はシュートをGKに弾かれたが、こぼれ球を自ら押し込んだ。

 CSKAモスクワは後半32分にMFトシッチの左足ミドルで1点を返したが、反撃もここまで。後半ロスタイム、C・ロナウドにダメ押しの2点目を決められ、1-4、2戦合計2-5で敗れ、2シーズンぶりのベスト8進出はならなかった。

【決勝トーナメント1回戦】
[第2戦]
(3月14日)
☆R・マドリー 4-1 CSKAモスクワ
[R]ゴンサロ・イグアイン(26分)、クリスティアーノ・ロナウド2(55分、90分+4)、カリム・ベンゼマ(70分)
[C]ゾラン・トシッチ(77分)
※2戦合計5-2でR・マドリーが準々決勝進出


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