18日にUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)準決勝で昨季王者のバルセロナをホームに迎えるチェルシー。GKペトル・チェフは、バルセロナのFWリオネル・メッシについて「彼も同じ人間だよ! 僕たちが100%の力を出せば止められるはず」と自身の公式HPで、大一番への意気込みを記している。

「バルセロナは例外的なクラブで、素晴らしい選手たちがそろっている。特別な選手が集まっているバルセロナの中でも、メッシはさらに特別だ。他の選手たちよりもさらに優れているだろう。現在のメッシは、とてつもない脅威だ。彼が世界で最も優れた選手の一人であることに疑いはない。でも、以前にも言ったように、無敵のチームなんてないんだ」

「彼の技術は衝撃的だ。でも、それ以上に大事なのは彼が試合の展開に対応できる点だ。どんな状況でも最後の瞬間に、彼は個人で局面を打開する方法を見つけ出す。だから、彼には攻撃を終わらせる方法がたくさんあるんだ」

　メッシを絶賛した上で、大切なことは自分たちの力をすべて出し切ることだとチェフは続けた。

「その一方で、彼も人間であることに変わりはない。僕たちが100%のパフォーマンスを発揮できれば、彼を抑えることもできるはずだ」

　04-05シーズン、05-06シーズン、08-09シーズンと欧州最高峰の舞台で3度バルセロナと戦って来たチェフ。08-09シーズンの欧州CLでは2戦連続ドローでアウェーゴール数の差で敗退しているが、最近5試合の対戦では、1勝4分けと負けていない。それでも、バルセロナという大きな山を越えるためには、彼の活躍が不可欠だ。チェコ人GKは、ペップ・グアルディオラ監督が率いるチームが準決勝を勝ち抜く本命とみられていることを認めたが、波乱を起こしたいと述べている。

「彼らは欧州CLの大本命だ。ディフェンディングチャンピオンだけど、何だって起こり得る。目の前には2試合ある。そこで多くの人の予想を裏切ることだってできるはずだ」

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