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[EL]酒井先発、岡崎途中出場のシュツットガルトはドロー発進

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 ヨーロッパリーグ(EL)が20日に欧州各地で開幕した。日本代表FW岡崎慎司とDF酒井高徳の所属するグループEのシュツットガルト(ドイツ)はグループリーグ第1節をホームで迎え、ステアウア・ブカレスト(ルーマニア)と対戦。2-2で引き分け、ドロー発進となった。酒井は右SBで公式戦2戦ぶりの先発フル出場。岡崎は後半17分から右MFで公式戦2戦連続の途中出場を果たした。

 ロンドン五輪やA代表の影響でクラブでは出遅れていた酒井高。15日のブンデスリーガ第3節・デュッセルドルフ戦(0-0)は出場機会がなかったが、同試合で右SBのDFホークラントが右足首を負傷し、さらに左SBのDFモリナーロも肩を痛めるなど、SBに故障者が続出。そのため、この日は右SBで先発した。

 立ち上がりこそ、押し込まれる場面が続いたシュツットガルトだったが、ファーストチャンスを得点につなげる。前半5分、縦パスに抜け出たMFハイナルが左クロス。ゴール正面でフリーのFWイビセビッチがヘディングシュートを決めた。しかし、1分後に早くも失点。1-1に追いつかれた。2度目のリードを目指すシュツットガルトは前半33分に酒井がチャンスメイク。右クロスからイビセビッチがヘディングシュートを打つも、わずかにポスト右へ外れた。1-1で前半を折り返す。

 後半に入り、立て続けに決定機を迎えるシュツットガルトだったが、ゴールは遠い。後半6分には右CKからショートコーナーで受けた酒井が低い弾道のクロスを入れる。イビセビッチがシュートを狙うも枠を外れた。同8分にはFWカカウがヘディングシュートを打つもクロスバーを叩くなど、スコアは動かない。

 すると後半17分、シュツットガルトは最初の交代カードを切る。FWトルンに代わって、岡崎がピッチへ送られた。同23分には右サイドから仕掛けた岡崎がマイナスの折り返し。しかし、カカウのシュートはまたもクロスバーを叩いた。その後も日本人コンビは右サイドで奮闘。後半30分にはハイナルのパスに岡崎が抜け出す。PA右へドリブルで切れ込み、左足シュートはDFに当たるも、跳ね返りを拾った酒井高が左足ミドル。これはGKに弾かれた。

 この勢いで勝ち越しゴールを奪いたいシュツットガルトだったが、果敢に攻め込んでくる相手に押し切られてしまう。後半35分、PA内左でドリブルで仕掛けてきたMFポパをDFロドリゲスが倒してしまい、PKを献上。これをFWルセスクにゴール左へ決められた。1-2と逆転を許した。なんとか2点目を奪おうと、直後にシュツットガルトは2枚を交代。ハイナルとクビストに代えて、FWハルニクとMFトラオレを投入した。

 すると後半40分に同点弾。カカウの左クロスをニアサイドのDFニーダーマイヤーが頭で逸らすと、これがゴールネットへ吸い込まれた。ホームのシュットガルトが2-2と試合を振り出しに戻した。終了間際にも波状攻撃から決定機を迎えるが、シュートを決めきることはできない。相手GKの好セーブもあり、3点目は奪えなかった。2-2で試合は終了。ドロー発進となった。


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