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[EL]酒井が先発でエトーと対決、ハノーファーはベスト32で敗退

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 ヨーロッパリーグ(EL)は21日、各地で決勝トーナメント1回戦第2戦を行い、DF酒井宏樹の所属するハノーファー(ドイツ)はホームでアンジ・マハチカラ(ロシア)と対戦した。酒井は右SBで公式戦2試合連続の先発出場。チームは1-1の引き分けに終わり、2試合合計2-4で敗退が決まった。

 17日のニュルンベルク戦(2-2)で公式戦9試合ぶりに先発した酒井はこの日も右SBで先発出場。前半6分、鋭いアーリークロスでチャンスを演出するなど積極的にプレーした。同19分にはアンジの縦パスに酒井が目測を誤り、FWエトーに背後を取られる。必死に戻ってPA内で1対1の格好となるが、酒井がスライディングで飛び込んだところをエトーは鋭い切り返しでかわし、左足でフィニッシュ。ヒヤリとさせられたが、シュートは枠を外れた。

 敵地での第1戦を1-3で落としていたハノーファーが勝ち抜くためには、最低でも2点が必要だった。酒井も果敢に攻撃参加を見せるが、ゴールが遠く、前半は0-0で折り返す。後半に入ると、激しい吹雪でピッチが見る見るうちに白くなっていった。そんな中、後半25分に左クロスにMFピントが左足ダイレクトボレーで合わせ、先制点。2戦合計2-3と追い上げた。

 もう1点取って2試合合計3-3に持ち込めば、アウェーゴールの差でハノーファーが逆転突破となる。攻勢を強め、アンジを押し込むが、後半28分のMFフスティのヘディングシュートはGKの好セーブに阻まれた。後半32分に警告を受けた酒井は同37分、オーバーラップからゴール前に折り返すが、クロスの精度を欠き、そのままゴールラインを割ってしまった。

 酒井は後半38分に途中交代。その後、ピッチ上の除雪作業のため試合は一時中断となった。するとロスタイムも9分に差しかかったところでアンジのFWトラオレが同点ゴール。1-1に追いついたアンジが2試合合計4-2とし、決勝トーナメント2回戦進出を決めた。


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