beacon

チェルシー18歳新星が初のゴール&アシストに歓喜、サッリ監督も印象を語る

このエントリーをはてなブックマークに追加

18歳のFWカラム・ハドソン・オドイが初得点&アシストを記録

 チェルシーは29日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)のグループリーグ第5節でPAOKテッサロニキに4-0で勝利。18歳のFWカラム・ハドソン・オドイがプロ初となるゴール、アシスト、そしてフル出場を成し遂げた。

 前半7分に1人退場となった相手に対し、チェルシーは着実に得点を重ねる。前半で2-0とリードすると、後半15分にオドイがPA左から右足シュートでチーム3点目。プロ初ゴールを飾った18歳のイングランド人FWは同33分にはFWアルバロ・モラタのダメ押しの4点目を自身初のアシストでお膳立てした。

 オドイはそのままプロ初となるフル出場。チェルシーはEL5連勝でグループ首位を独走している。クラブ公式サイトではオドイの試合後のコメントを掲載。「自分はスタメン出場のチャンスを得た。そして今日自分が主役になると決めていたんだ」と試合前の決意を明らかにしている。

「ボールを受けたらいつもシンプルにプレーしようと心がけている」と語る18歳は、初得点について「今日ゴールを決めた時、最初は信じられなかったよ。夢のようだったね!」と喜びを爆発。「自分はアカデミー出身だからこのチームで初ゴールを奪えたのは本当に嬉しかった。アシストもまたそうだ」とチェルシーへの強い思いも語っている。

 その若さでトップチームで躍動したのは本人の意思の強さもあるようだ。オドイは「チャンスを得るためにハングリー精神でハードなトレーニングをこなしてきた」と胸を張り、「90分フル出場したことで自信が深まった。そして身体を良い状態に保ち、もっと出場していきたいと思っているよ」とさらなる自信を深めている。

 一方で、マウリツィオ・サッリ監督は18歳のプレーについて、「とても良くプレーしていたと思うよ、ただ彼の性格に合った試合だったとも思う」と冷静に見ている。数的優位の中で試合を有利に運べたこともしっかりと考慮しているようだ。「もっと守備を主とした流れの試合で彼のプレーを見ていきたいね」と劣勢の中での活躍に期待する。

 オドイはプレミアリーグでスタメンを掴めるのか――その問いについて指揮官はこう発破をかける。

「もし彼がチェルシーみたいな大きなチームで、プレミアリーグという大舞台で若干18歳にして違いを生むための準備が既に万全であるというなら、おそらく2年以内にヨーロッパでのベストプレーヤーになれるだろうね!」

●ヨーロッパリーグ(EL)18-19特集
●プレミアリーグ2018-19特集

TOP