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[EL]香川のシュートはポスト直撃、ドルトムントはホームでセビージャに敗戦

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[9.30 ELグループリーグ第2節 ドルトムント0-1セビージャ]

 ヨーロッパーリーグ(EL)のグループリーグ第2節が30日、各地で行われ、MF香川真司の所属するドルトムント(ドイツ)はホームでセビージャ(スペイン)に0-1で敗れた。

 16日の第1節でカルパティ(ウクライナ)に4-3の逆転勝利をおさめたドルトムントと、パリSG(フランス)に0-1で敗れ、黒星発進となったセビージャの一戦は、立ち上がりからホームのドルトムントが果敢に攻め込んだ。

 4-2-3-1のトップ下で先発した香川もチャンスに絡み、前半12分には積極的に右足でミドルシュートを放つ。同26分、香川が右サイドに展開し、MFヤコブ・ブラスチコフスキのクロスにFWルーカス・バリオスが頭で合わせるも、GKが好セーブ。同38分にはDFマルセル・シュメルツァーの左クロスから香川がヘディングシュートを狙ったが、ゴール上に浮いた。

 前半42分には相手のパスミスを奪ったバリオスが決定機を迎えたが、シュートはGKに阻まれる。すると、前半ロスタイム、FKからこぼれ球をMFルカ・チガリーニに押し込まれ、先制点を許した。

 完全に試合の主導権を握りながら、前半終了間際にセットプレーから失点。悔やまれる展開で後半を迎えると、早めに同点に追い付くべく、さらに積極的にゴールへ迫った。ところが、後半4分にシュメルツァーがシミュレーションで2枚目の警告を受け、退場。1点ビハインドの上、数的不利という苦しい状況に追い込まれた。

 香川が左サイドに回り、4-4-1のシステムでなんとか反撃を狙うドルトムント。後半25分にはルーカスのスルーパスに香川が反応し、ワンタッチでゴールに流し込もうとするが、右足のシュートは左ポストに弾かれる。完璧な動き出しでオフサイドラインぎりぎりを抜け出した香川だったが、わずかに決め切れなかった。

 10人ながら最後まで猛攻を仕掛けたが、あと一歩及ばず、0-1で敗戦。この結果、ドルトムントとセビージャはともに1勝1敗となり、カルパティに2-0で勝ったパリSGが2連勝でJ組首位に立った。

<写真>MF香川真司は思わず天を仰ぐ

(文 西山紘平)

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