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[早スポ]畑尾&榎本ゴール!!青山学院大撃破で準決勝進出

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[早稲田スポーツ ゲキサカ版]

 2回戦の勝利により、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント(総理大臣杯)出場権を獲得した早大。次なる目標、関東制覇へ向けて3回戦で相まみえるのは関東大学リーグ戦(リーグ戦)2部に所属する青学大だ。過密日程による厳しいコンディションながらも、確実に得点を重ねて2-0で勝利。今週末に東京で行われる準決勝へとコマを進めた。

 静岡を舞台に、中1日の間隔で戦い抜いてきた今大会も3試合目。強い日差しが照りつけたこともあり、立ち上がりの両チームはともに動きの重い印象となった。3分には今季初先発のMF石川拓(3年=日本大高)がファーストシュートを放つも、それ以降は目立ったチャンスを作れない。そんなもどかしい展開の中、先制点につながったのはセットプレー。27分、MF島田譲(4年=鹿島ユース)のCKにDF畑尾大翔主将(4年=F東京U-18)がヘッドで合わせ、ゴールネットを揺らした。1-0と1点リードのまま、前半を折り返す。

 後半に入り、ややポゼッションを高める早大。素早い展開からゴールを狙うシーンも見られるようになってきた。反対に62分には、カウンターからGKと1対1のピンチの場面を作られるものの、DF山地翔(4年=浦和ユース)が粘り強く対応しゴールを許さない。そして欲しかった追加点が生まれたのは75分。DF奥山政幸(1年=名古屋U-18)の右からのクロスに合わせたFW富山貴光(4年=矢板中央高)がヘディングシュート。相手GKが弾いたところにFW榎本大希(3年=横浜FMユースが詰め、リードを2点に広げた。その後は連戦の疲労が効いてくる時間帯となるが、守備陣は最後まで集中を切らさず。2得点差を無難に守り切り、しっかりと完封で試合を締めくくった。

 この勝利により3回戦を突破し、ベスト4進出。次戦は今週末、舞台を東京に移して行われる準決勝だ。過密日程の戦いは続くが「総理大臣杯本戦もこういった試合が続くので、シュミレーションができたと思います」(富山)と選手たちはすでにその先を見据えている。トーナメント形式の連戦においては、この日のように本来の動きが発揮できない中でも、効果的に得点を積み重ねて勝ち上がる強さも必要となってくる。「『6冠』ではなく(アミノバイタルカップを含めて)『7冠』を目指す」(榎本)。弾みを付けて大阪に乗り込むためには優勝あるのみ。今季初戴冠まで、あと2勝だ。

[写真]前線へ指示を送る畑尾主将

(取材・文 早稲田スポーツ 佐藤拓郎)
(写真 池田朋美)

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