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[コマスポ]強さ見せつけ快勝!!勢い止まらず5得点

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

『「アミノバイタル」カップ2012 第1回関東大学サッカートーナメント大会』兼総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント関東予選、5・6位順位決定戦は6月10日、赤羽スポーツの森公園競技場で駒澤大vs青学大が行われた。今季初となる2部降格校同士の戦いとなったこの一戦。駒大はベストメンバーで試合に挑み、大阪行きへ勢いづける快勝を収めた。

 前試合では選手層の厚さを見せつけたが、ベストメンバーで今トーナメント戦を締めくくった。立ち上がりから、主導権を持ったのは青学大。素早いパス回しに翻弄されなかなかボールをキープすることが出来ず苦しむ時間が続くが、徐々に駒大にチャンスが訪れる。カウンターからドリブルで走り込みクロスを上げるが、相手ディフェンダーに阻まれる場面を幾度も繰り返し、決定機を決めきれない歯がゆい展開が続く。

 疲れが見え始めた前半39分、最大のチャンスがやってきた。FW宮城雅史(4年=具志川高)が競り勝ち頭で落としたボールにMF碓井鉄平(3年=山梨学院大附高)が反応し絶妙なパスを出す。オフサイドぎりぎりのところで抜け出したMF小牧成亘(2年=ルーテル学院高)がゴール前まで攻め込み落ち着いて放ったシュートがネットに突き刺さった。これで見事先制点を挙げた小牧は「裏に抜けられたので、思い切り打って入って良かった」と試合後に語り、駒大の底力を見せつける貴重な先制点を奪取し前半を折り返す。

 後半に入ると、前半の流れとは打って変わってペースは駒大にあった。それが決定的となったのは59分、ペナルティエリア手前で得たFKを碓井が蹴り込む。これをファーサイドに走り込んだ宮城が頭に合わせ豪快にシュート。まさに理想の形で追加点を獲得する。これで勢いに乗った駒大は、得意のセットプレーから幾度もチャンスを生み出し果敢に攻め続け迎えた66分、またも良い位置でFKを獲得。「鉄(碓井)が良いボールを蹴ってくれたので、あとは決めるだけ」と宮城が試合後に話すように、碓井からのボールに宮城が頭で合わせる。一度はキーパーに弾かれるも再度足で押し込み待望の3点目を奪取した。
 
完全に波に乗った駒大は80分、宮城に代わりMF真野直紀(4年=加藤学園暁秀高)が投入される。その真野からのクロスにMF山本大貴(3年=ルーテル学院高)がヘディングで押し込むもキーパーに弾かれ得点には繋がらず。しかしその直後、MF板倉直紀(2年=千葉U-18)からのクロスを受けた小牧がドリブルで持ち込み落ち着いて放ったシュートがネットを揺らし、今試合2得点とゴールを量産する。続く90+1分、ロスタイムに入り試合が終盤に差し掛かると碓井が折り返して出したパスから板倉のミドルシュートを放つ。これが決まるとダメ押しの5得点目を奪い取った。セットプレーはやはり駒大の長所であり、最大のチャンスである。また、個々の役割が明確になってきたことも勝因だろう。大量得点と同時に、5-0と無失点に抑え快勝し今トーナメント戦全日程が幕を閉じた。

今トーナメント戦では大阪行きの切符を手にし、5位につけた駒大。チームの形が確立してきた中で、大阪で勝ち進むためにも更なる成長が必要だ。「リーグ戦に戻ってしっかりやれるかが大事」と秋田浩一監督が話すように先にはリーグ戦が待っている。今トーナメントでの成長を糧に今週から再開されるリーグ戦でも邁進して欲しい。

[写真]2得点の宮城(左)と4アシストの碓井

(文 駒大スポーツ 射手真矢)
(写真 同 佐藤亮)

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