第86回関東大学サッカーリーグ戦関東1部リーグは21日、第17節2日目の2試合を行った。
　
　1部昇格組ながらも2位につけている日本体育大は国士舘大に3-0で快勝し、5連勝とした。前半42分、MF平野又三(4年=F東京U-18)のゴールで先制した日体大は後半4分にも平野のアシストからFW渡辺亮太(4年=調布北高)のゴールで加点。試合終了間際にも渡辺が決めて勝利した。

　明治大は6連勝で4位に浮上した。流通経済大と対戦した明大は前半27分、流経大MF黒田拓真(3年=東大阪大柏原高)に先制ゴールを決められた。0-1で前半を折り返した明大は後半11分、交代出場のMF石原幸治(2年=市立船橋高)のアシストから水戸ホーリーホック加入内定のFW山村佑樹(4年=F東京U-18)が同点ゴール。山村はその2分後にもDF小川大貴(3年=磐田ユース)のクロスから勝ち越しゴールを決めると、3-1の41分にもゴールを決めてハットトリックを達成した。山村の活躍などで5-1で勝った明治大は、勝ち点29で並んだ中央大を得失点差で上回り、全日本大学選手権(インカレ)出場圏内の4位へ浮上している。

　20日には第17節第1日の4試合を行い、首位の専修大は慶應義塾大に3-1で逆転勝ち。首位を守った。試合は前半11分に慶大DF岩田修平(3年=名古屋U18)が先制ゴール。専大はなかなか同点に追いつくことが出来なかったが、後半31分にMF長澤和輝(3年=八千代高)のアシストから交代出場のFW久保田睦月(1年=磐田U-18)が同点ゴール。さらに35分にはMF星野有亮(2年=静岡学園高)のラストパスから長澤が勝ち越しゴールを決めた。試合終了間際にもFW仲川輝人(2年=川崎F U-18)のゴールで加点した専大が勝ち点3を加えた。

　3位の早稲田大はMF近藤洋史(2年=名古屋U18)と交代出場のFW片山瑛一(3年=川越高)のゴールによって順天堂大に2-0で勝利。一方、4位の中央大は後半24分に川崎フロンターレ加入内定のFW安柄俊(4年=東京朝鮮高)の直接FKで先制しながらも、7分後に神奈川大MF中武駿介(4年=仙台FC)にPKを決められて1-1で引き分けた。

　7位の筑波大は東京学芸大と対戦。前半39分に左FKからFW岡卓磨(3年=徳島ユース、前・徳島ヴォルティス)に先制ヘッドを決められたが、後半2分に左サイドを突破したMF曽山慶太(3年=アミーゴス鹿児島U-18)のラストパスからMF中野嘉大(2年=佐賀東高)が同点ゴールを決めると、36分にMF上村岬(3年=磐田ユース)が勝ち越しの右足シュートを叩きこんで2-1で逆転勝ちしている。　

[後期リーグ]
【1部第17節】(10月20日)
[古河市立古河サッカー場]
早稲田大 2-0 順天堂大
[早]近藤洋史(27分=補・三原祐輔)、片山瑛一(84分=補・近藤洋史)

専修大3-1慶應義塾大
[専]久保田睦月(76分=補・長澤和輝)、長澤和輝(80分=補・星野有亮)、仲川輝人(87分)
[慶]岩田修平(11分=補・曽我祐馬)

[味の素スタジアム 西競技場]
筑波大2-1東京学芸大
[筑]中野嘉大(47分=補・曽山慶太)、上村岬(81分=補・中野嘉大)
[東]岡卓磨(39分=補・茶島雄介)

中央大1-1神奈川大
[中]安柄俊(62分=FK)
[神]中武駿介(69分)

(10月21日)
[古河市立古河サッカー場]
流通経済大1-5明治大
[流]黒田拓真(27分=補・木下匠)
[明]山村佑樹3(56分=補・石原幸治、58分=補・小川大貴、86分)、岩渕良太(70分)、和泉竜司(88分)

日本体育大3-0国士舘大
[日]平野又三(42分)、渡辺亮太2(49分=補・平野又三、90分)

※日程は8月発表。変更あり


[写真]中央大vs神奈川大

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