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[スポ東]2部リーグ終了!最終節敗れるも堂々の優勝!!

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[スポーツ東洋 ゲキサカ版]
[11.24 第86回関東大学サッカーリーグ戦・後期2部リーグ第21節 東洋大2-3桐蔭大]

2部リーグ最終節、既に優勝、昇格は確定している東洋大は、同じく昇格権を獲得した2位の桐蔭大に挑む。前半2点のリードも後半立て続けにまさかの3失点で、逆転負けを喫した。それでも、22試合中15勝4分3敗、勝ち点49、史上最速優勝の記録を打ち立てた。

東洋大2-3(2-0)桐蔭大

<得点者>
24分 黒須大輔(3年=習志野高)
40分 野崎桂太(4年=大宮ユース)

<出場メンバー>
▽GK
松下理貴(4年=柏U-18)
▽DF
久保田大智(4年=F東京U-18)
57分→藤井悠太(3年=武南高)
郡司昌弥(1年=柏U-18)
79分→滝浪祐磨(4年=F東京U-18)
市川恵多(4年=前橋商高)
松本怜大(4年=札幌U-18)
▽MF
黒須大輔(3年=習志野高)
鈴木健士(3年=札幌U-18)
桑田直徹(3年=大宮ユース)
川崎諒(4年=柏U-18)
85分→澤井浩亮(4年=浦和東高)
▽FW
三田尚央(3年=F東京U-18)
野崎桂太(4年=大宮ユース)

 リーグ戦もいよいよ最終節、最後の相手は前期唯一黒星を喫した桐蔭大。桐蔭大も既に1部への切符を手にしているも、来年への弾みをつけたい一戦。今日で引退試合となる4年生にとっても両者負けられない一戦となった。

 試合は前半、完全に東洋大ペース。東洋大サッカーの代名詞、パスサッカーで相手を圧倒する。特に左サイドの三田のキレのあるドリブルと相手DFを弾き飛ばすフィジカルの強さで次々にチャンスを作っていく。むかえた24分、左サイドから抜け出した川崎がゴール前の野崎に渡す。ゴールランキング1位を狙える野崎だが、ここで貪欲にシュートは打たない。背後の黒須へ完璧なパスを出し、黒須が先制点を押し込んだ。流れるような連携プレーで2位・桐蔭大を寄せ付けない。10分後には、GKのこぼれ球を川崎が上手くトラップし、シュート。ゴール確実と思われたが、ゴール前にいた相手DFの決死のクリアに阻まれた。それでも、前半終了間際、三田が相手DFを完全に置き去りにし、ゴール前の野崎にアシスト。野崎が冷静にゴール隅にボールを沈め、2-0で折り返した。

 後半、終始ボールを支配していた東洋大だったが、徐々に桐蔭大がサイドからチャンスを作り始める。なかなかセカンドボールが取れない中、12分ついに失点。ここからの切り替えに期待したかったが、19分にFKから、22分にはCKから同じ形のヘディングでまさかの2失点。それでも途中出場の藤井がCKから鮮やかなヘディングをみせたが惜しくもキーパー正面。ここで、古川監督はキャプテンの滝浪を出場させる。自身初となる公式戦、1年間チームをまとめてきたキャプテンの登場にピッチ上の選手も息を吹き返し始める。加えて、前期ゴールを量産してきた澤井も投入、総力戦に打って出た。ロスタイム4分間の二度にわたるCKでは、ゴール前に4年生の野崎、澤井、市川、滝浪GKの松下も攻撃に加わり、キッカーも松本。4年間東洋大サッカーを支えてきた選手が一堂に介した瞬間だった。誰もがゴールを信じたが、願い叶わず、ゴールは奪えなかった。最終節2-3の逆転負けはしたものの、2部リーグ優勝、1部昇格の大金星で今年の東洋大サッカーの全日程が終了した。
 
 最終節、勝って優勝したかっただけに、ムードが沈む選手たちに応援席で応援指揮を執った岡部佑允(3年=武南高)が「チャンピオンだろ!顔を上げろ!」と一喝。選手たちも徐々に、優勝の実感を噛み締め、喜びに沸き始めた。互いに健闘をたたえ、古川監督も再び胴上げで宙を舞った。22試合中15勝4分3敗、勝ち点49、残り3試合を残しての史上最速の関東リーグ2部優勝、創部初の一部昇格を果たした。選手たちが開幕前に宣言した「東洋旋風を起こす」を見事に実現させた。来年からは、いよいよ念願の1部の舞台に進む。強豪校が揃う中でも「東洋旋風」を巻き起こして、狙うは昇格一年目で1部優勝だ。

[写真]優勝記念Tシャツを着て、選手全員で集合写真!優勝&昇格おめでとうございます!

(文 スポーツ東洋 松尾尊弘)
(写真 平柳麻衣 横井喬 国府翔也 白石優香)

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